前場コメント No.10 オハラ、福井コンピュータ、豊田合成、KDDI、NTTなど

2017/03/21(火) 11:30
★10:05  NTTドコモ-続落 IoT・AI活用で酪農向けサービスを開始 発情期検知で搾乳など増加
 NTTドコモ<9437.T>が続落。20日付の日経新聞朝刊で、同社がIoTとAIの技術を活用し、酪農家向けの新サービスを月内に始めると報じられた。
 牛の首にセンサーを付け、行動から発情期を高精度に検知するという。乳牛では搾乳量を増やせ、肉牛では繁殖効率を高められるとした。各地の農協を通じて販売し、2年間で酪農家1000軒の導入を目指すもよう。しかし株価は、地合いの悪い中で下落している。

★10:08  オハラ-大幅に3日続伸 1Q経常黒字転換 極低膨張ガラスセラミックスなどの需要増加
 オハラ<5218.T>が大幅に3日続伸。同社は17日、17.10期1Q(11-1月)の連結経常利益が2.5億円(前年同期は2.1億円の赤字)だったと発表した。
 FPD露光装置向けを中心に極低膨張ガラスセラミックスや石英ガラスの需要が増加したほか、生産性の改善促進も奏功した。為替相場の変動により、為替差益を計上することも寄与する。

★10:11  福井コンピュータ-大幅反発 期末配当金を27円に増配
 福井コンピュータホールディングス<9790.T>が大幅反発。同社は17日に、17.3期の期末配当予想を20円→27円(前期は20円)に修正すると発表した。年間配当も同額となる。

★10:11  豊田合成-CSが目標株価引き上げ LED/欧州の底打ちに伴って収益回復局面に入ろう
 豊田合成<7282.T>がもみ合い。クレディ・スイス証券では、LED/欧州の底打ちに伴い、収益回復局面に入ろうとコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は2300円→2850円と引き上げた。
 これまで重しとなってきたLED/欧州事業の底打ちに伴い、来18.3期から収益回復局面に入る公算が大きい。同社はLED事業について、これまで依存度が高かったタブレット/PC/スマートフォン向けの事業を縮小し、今後は自動車や産業用特殊照明向けに注力する方針を鮮明にしてきた。すでに同事業のスケールダウンに向けた施策を進めているが、さらなる固定費圧縮により、来18.3期は同事業の営業赤字の半減、19.3期には黒字化が期待されるとした。

★10:15  KDDI-みずほが目標株価引き下げ モバイルID数が増加に転じるかが注目点
 KDDI<9433.T>がもみ合い。みずほ証券では、モバイルID数が増加に転じるかが注目点とコメント。投資判断「買い」を継続も、目標株価は3680円→3580円と引き下げた。
 MVNOなど格安サービスの影響や、来18.3期以降の端末値引き手法が毎月割から一時費用にシフトすることを想定して業績予想を見直し、目標株価はやや引き下げ。ただし、セクター内で最も割安という見方に一切変更はないとした。19.3期までの3年間では総額約1.7兆円のFCFと、利益増と配当性向上昇を背景とした増配、総額5000億円の自己株式取得を予想。自己株式取得については19.3期までの現行中期計画期間終了後に実施されるという見方が根強い中で、今17.3期本決算での対応が注目されるとした。

★10:20  NTT-みずほが目標株価引き下げ 海外事業における構造改革の進ちょくを見守りたい
 NTT<9432.T>が5日ぶり反発。みずほ証券では、中期的には海外事業における構造改革の進ちょくを見守りたいとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は5000円→4970円と引き下げた。
 新たな成長分野として一定の期待があった海外事業は当面、構造改革の進ちょくを見守らざるを得ない局面。また、NTT東西によるコラボ光の新規加入者拡大はポジティブも、業績的には巡航速度に向かっている印象が強く、業績面に買い材料を見い出し難いタイミングにあるとした。株主還元面では、今17.3期本決算で記念配含みの増配が予想され、株価が好感する可能性もあるが、自己株式取得に関しては昨年12月に設定した6月末を期限とする取得枠を現在実行中であり、本決算時に新たな取得枠の設定は期待し難い。また、来18.3期には政府保有株の買い戻しは想定されず、そもそも大型の自己株式取得の可能性も低いことから、当面の株価は現在の水準から一進一退の動きになると考えるとした。


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