前場コメント No.1 エムスリー、DDS、ジャパンマテリアル、トーカロ、トヨタなど

2017/03/23(木) 11:30
★9:00  エムスリー-買い気配 MSMUFGが新規「OW」 高成長サイクルへ
 エムスリー<2413.T>が買い気配。モルガン・スタンレーMUFG証券では、既存事業が生み出すキャッシュを積極的なM&A(合併・買収)につなげて高成長サイクルへとコメント。投資判断「Overweight」、目標株価3500円として、新規カバレッジを開始した。
 同社のキャッシュ創出力は高く、それを原資とした積極的なM&Aが今後も続く可能性が高い。今後のM&Aによる業績寄与を織り込みながら株価は上昇すると予想。
 株価は今後実行されるM&Aによる成長ポテンシャルを十分織り込んでいないと判断。同社は「ネットを活用した業界特化型プライベート・エクイティ」を目指す方針を示し、M&Aを成長戦略の1つとして掲げている。そのため、既存事業の成長とすでに実行済みのM&Aの業績影響に加え、今後実力されるM&Aの業績影響も加味して株価を評価するのが妥当と判断。株価にはこの点が十分織り込まれていないとみられ、今後M&Aが発表されるたびにコンセンサスおよび株価が上昇する可能性が高いとの見方を示した。

★9:00  DDS-買い気配 本人認証セキュリティが242自治体で稼働 16年度は168自治体が採用
 ディー・ディー・エス <3782.T>が買い気配。同社は22日に、認証プラットフォーム「EVE FA」「EVE MA」が、2016年4月から2017年3月までに168自治体に新規採用された結果、保守契約中の自治体と合わせ合計242自治体で稼働中であると発表した。
 同社は引き続きマイナンバー制度によるセキュリティ強化に対応するだけでなく、5月30日施行の改正個人情報保護法による各府省からのガイドラインに準拠した認証ソリューションを展開し、全ての顧客に安全性の確保と可用性を高めることに貢献していくとしている。

★9:00  ジャパンマテリアル-買い気配 三菱UFJMSが新規「Buy」 東芝メモリー向けが成長をけん引
 ジャパンマテリアル<6055.T>が買い気配。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、東芝メモリー向けが成長をけん引すると判断。投資判断「Buy」、目標株価2100円として、新規カバレッジを開始した。
 エクイティストーリーは、半導体やFPD製造設備の新設と改造需要イニシアル業務の取り込み拡大、顧客の生産活動拡大に伴う消耗品やサービスなどオペレーション業務の伸びによる中長期の高い利益成長力。
 特殊ガスや薬品、超純水など専用の供給設備を通じて工場運営を支えるオペレーション業務は、参入障壁が極めて高い上、当該工場の稼動期間中は安定的に収益を稼ぐことが可能であり、同社の収益基盤を形成する。さらに、半導体製造装置のメンテナンスなど技術サービスも営み、豊富なメニューで工場運営を支える事業者として唯一無二の存在。同社最大手顧客の東芝グループ(16.3期売上構成比約39%)が計画するNANDの設備能力拡張と生産量拡大に加え、その他デバイスメーカー向けビジネスの獲得等により中長期での高成長を予想。

★9:01  トーカロ-買い気配 通期営業益を上方修正 溶射加工の売上高堅調で
 トーカロ<3433.T>が買い気配。同社は22日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の44.4億円から55.0億円(前期比14.5%増)へと引き上げると発表した。半導体・液晶分野向けを中心とした溶射加工の売上高が、前回発表予想を上回るペースで堅調に推移しているため。
 併せて、17.3期の期末配当予想を37.5円→47.5円(前期は37.5円)に引き上げると発表した。年間配当は75.0円→85.0円(前期は75.0円)となる。

★9:01  トヨタとNTT-安い 車の超高速5G通信で提携
 トヨタ自動車<7203.T>とNTT<9432.T>が安い。23日付の日経新聞朝刊で、両社が自動車の超高速無線通信の技術で提携すると報じられた。
 第5世代(5G)と呼ばれる技術を活用し、より安全性の高い自動運転車の実用化につなげるという。トヨタは5Gの開発で先行するNTTグループの技術を取り込み、欧米勢との開発競争をリードしたい考えとみられる。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。


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