前場コメント No.5 フェローテック、ペプチドリーム、オムロン、関門海、ヤフーなど

2017/03/23(木) 11:30
★9:06  フェローテック-売り気配 モルガンスタンレーMUFG証券に新株予約権割り当て 96億3174万円調達へ
 フェローテック<6890.T>が売り気配。同社は22日、モルガン・スタンレーMUFG証券を割当先とする第三者割当で行使価額修正条項及び行使許可条項付新株予約権を発行すると発表した。
 半導体・FPD業界を中心とした装置関連事業と広範な業界に対応する電子デバイス事業の業容拡大を目的とした設備投資に充当する。同社はモルガン・スタンレーMUFG証券に新株予約権を6万個(潜在株式数600万株、当初行使価額1605円)を割り当て、手取概算で96億3174万円を調達する。

★9:06  ペプチドリーム-4日続落 塩野義との共同研究開発プロジェクトでクライテリア達成
 ペプチドリーム<4587.T>が4日続落。同社は3月22日の大引け後に、塩野義製薬<4507.T>との間で、2016年2月に始まった創薬共同研究開発プロジェクト(ターゲットは未公開)において見出された特殊環状ペプチドが、あらかじめ設定していたクライテリア(共同研究開発先とそれぞれ合意している生物活性および物性などの基準の総称)を満たし、設定していたマイルストーンフィーを受け取ることになったと発表した。
 塩野義が特殊環状ペプチド、およびそこから派生する低分子化合物の独占開発権、販売権などを保有し、ペプチドリームは共同研究開発費のほか、研究開発の進ちょくに応じてあらかじめ設定しているクライテリアを満たすごとにマイルストーンフィーを、さらに上市後には売上高に応じたロイヤルティを受け取る内容。具体的な金額は非開示。しかし、マーケットの反応は薄い。

★9:06  オムロン-SMBC日興が目標株価引き上げ 途上国のFA機器需要拡大を取り込む確度高い
 オムロン<6645.T>が3日ぶり反発。SMBC日興証券では、途上国のFA機器需要拡大を取り込む確度は高いと判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を4900円→5600円と引き上げた。
 IAB(制御機器事業)の来18.3期以降の地域別売上高成長率の前提を、中国:前期比+20%(従来+7%)、アジア:+20%(+10%)に引き上げたこと(日米欧は+2%、+5%、+2%)、為替前提を1ドル=115円(従来110円)、1ユーロ=120円(115円)にしたことが主な変更点。FA機器の需要は、GDPの2倍程度で成長するというのが過去のトレンドだが、中国における生産年齢人口のピークアウトによる労働者不足や人件費高騰が成長率を大幅に押し上げると判断。

★9:07  関門海-反発 シンガポールに海外初のFC店舗を4月出店 かに料理なども提供
 関門海<3372.T>が4日ぶり反発。同社は3月22日の大引け後に、運営するとらふぐ料理専門店「玄品ふぐ」において、海外初のFC店舗を4月20日に、シンガポールに出店すると発表した。シンガポールでは、とらふぐ料理以外にも、インバウンドの旅行客にも人気の、かに料理、うなぎ料理も提供する予定。

★9:08  ヤフー-CSが目標株価引き上げ 検索広告の再成長などで業績拡大期待が高まろう
 ヤフー<4689.T>が4日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、検索広告の再成長およびECの広告収益化で業績拡大期待が高まろうとコメント。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価は600円→640円と引き上げた。
 今17.3期3Q決算を反映し、業績予想を上方修正。3Qの検索広告は前年比+6%成長と想定以上の改善。広告事業の成長に対する確度は以前よりも高まっていると考えられ、ECもターゲット顧客を明確にすることで効率的に運営されていると評価。
 広告事業は堅調に推移する見込み。PCからスマホシフトで低調だった検索広告のモメンタムの回復は、広告事業の成長の確度を高める。また、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)において動画広告を3月16日から順次投入開始したことも広告事業の成長に貢献する。また、EC関連ではマーケティング費用を効率的に投下することで収益性が改善することが期待される。利益拡大トレンドへの転換という見方を維持。


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