前場コメント No.15 セイコーHD、横河電機、東芝、阪和興業、エナリスなど

2017/03/23(木) 11:30
★10:42  セイコーHD-4日ぶり反発 高級腕時計シリーズ「グランドセイコー」のブランド力強化図る
 セイコーホールディングス<8050.T>が4日ぶり反発。23日付の日経新聞朝刊で、同社が高級腕時計シリーズ「グランドセイコー(GS)」のブランド力強化に乗り出すと報じられた。
 文字盤から「SEIKO」のロゴを外し、売り場デザインも一新するという。主力ブランドの大規模な改革は創業以来初めてとされ、価格とブランドイメージを引き上げ高級時計に強いスイス勢に対抗する考えのもよう。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。

★10:46  横河電機-反発 統合生産制御システム「CENTUMR VP R6.04」を開発・発売
 横河電機<6841.T>が4日ぶり反発。同社は3月22日の大引け後に、主力製品である統合生産制御システム「CENTUM VP(センタム・ブイピー)」を機能拡張した「CENTUM VP R6.04」を開発、3月23日から販売を開始すると発表した。
 今回の機能拡張は、入出力(IO)モジュールのラインアップを拡充し、顧客の選択肢を拡大するもの。「CENTUM VP」はプラントの設計から、エンジニアリング、システム・機器の据え付け、生産立ち上げ、さらには稼働後のメンテナンス、改修や変更を経て運転を終了するまで、プラントのライフサイクルにわたり、顧客ニーズや市場の変化に対応し、最適な操作監視・エンジニアリング環境をお客様に提供するために進化し続ける制御システム。

★10:49  東芝-大幅反発 半導体新会社の2018年度上場を検討
 東芝<6502.T>が大幅反発。23日付の日刊工業新聞で、同社が分社して設立する半導体メモリーの新会社「東芝メモリ」について、早ければ2018年度の株式市場上場を前提に売却手続きを進めていることが明らかになったと報じられた。
 早期上場の計画を示すことで内部収益率を重視する投資ファンドに対し東芝メモリの価値をアピールし、売却額を引き上げる狙いだという。最低1兆円の資金調達を目指すとされる。

★10:49  阪和興業-小幅続落 亀井鐵鋼を買収へ 今治鐵鋼センターなども傘下に
 阪和興業<8078.T>が小幅続落。同社は3月22日の大引け後に、4月1日付けで亀井鐵鋼(松山市)の全株式を取得するとともに、その子会社である今治鐵鋼センターと高知ささやもグループ化することを決定したと発表した。
 亀井鐵鋼は愛媛県の有数の鉄鋼特約店であり、地域鉄鋼流通業の長期的な事業環境を鑑みた現オーナーの考えと、地域拠点の拡充と実需の深掘りを進める阪和興業の戦略が合致、事業継承することになったとしている。今後は、「そこか」(即納・小口・加工)戦略を推進し、既存グループ会社との協業を深めるとした。

★10:53  阪和興業-小幅続落 山陽鋼材を子会社化へ 山陽エスピー工業もグループ化
 阪和興業<8078.T>が小幅続落。同社は3月22日の大引け後に、4月1日付けで山陽鋼材(広島市)株式の51%取得し、子会社化すると発表した。また、その子会社である山陽エスピー工業もグループ化する。
 山陽鋼材は広島県の有数の鉄鋼特約店であり、鋼材販売・溶断・建機向け加工など他多岐にわたる加工・販売を手掛けている。今後の事業環境を考慮した現オーナーが、独自路線での運営から阪和興業グループでの発展を目指すため、阪和興業の戦略とも合致して株式の過半数譲渡の合意に達したとしている。

★10:56  エナリス-急落 3カ年の中期経営計画を策定 18.12期の営業利益目標は四季報予想下回る
 エナリス<6079.T>が急落。同社は22日に、2017~2019年度の3カ年の中期経営計画を策定したと発表した。売上高は16.12期実績621億円→19.12期目標720億円、営業利益は同6.1億円→同12.0億円としている。
 また、18.12期の営業利益目標は9.0億円で、四季報予想の11.0億円を下回った。


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