前場コメント No.3 ふくおか、パナソニック、アグレ都市、信越化学、村田製作所など
★9:03 ふくおか－ＳＭＢＣ日興が「1」へ引き上げ 統合実現は難しくても「効果」が出れば割安
ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、統合実現は難しくても「効果」が出れば割安と判断。投資評価を「2（中立）」→「1（アウトパフォーム）」、目標株価を550円→600円と引き上げた。
償却負担剥落と現在の株価を考えれば割安と判断。業績予想の変更は主に2点。（1）正ののれんの一括償却948億円による17.3期の下方修正と、18.3期以降の償却負担（年92億円）のはく落を反映、（2）業績予想前提を十八銀行との経営統合見送りに変更し、十八銀行を傘下から外した予想とした。銀行側は2017年10月の統合予定を変えていないが、公取側の譲歩を引き出すのは難しいと判断。長崎県内の貸出シェア引き下げも「適当な譲渡先が見つかりにくい」、「貸出債権の大規模な切り分けが実務的に難しい」、「譲渡後に顧客が還流し、シェア調整が実質起きない可能性がある」などから非常に厳しく、金融庁からも一義的に支援が得られるとは限らない。ＳＭＢＣ日興では公取への審査取り下げを想定しているが、株価には織り込まれつつあり、さほどネガティブな反応も生じないと考えるとした。
ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、統合実現は難しくても「効果」が出れば割安と判断。投資評価を「2（中立）」→「1（アウトパフォーム）」、目標株価を550円→600円と引き上げた。
償却負担剥落と現在の株価を考えれば割安と判断。業績予想の変更は主に2点。（1）正ののれんの一括償却948億円による17.3期の下方修正と、18.3期以降の償却負担（年92億円）のはく落を反映、（2）業績予想前提を十八銀行との経営統合見送りに変更し、十八銀行を傘下から外した予想とした。銀行側は2017年10月の統合予定を変えていないが、公取側の譲歩を引き出すのは難しいと判断。長崎県内の貸出シェア引き下げも「適当な譲渡先が見つかりにくい」、「貸出債権の大規模な切り分けが実務的に難しい」、「譲渡後に顧客が還流し、シェア調整が実質起きない可能性がある」などから非常に厳しく、金融庁からも一義的に支援が得られるとは限らない。ＳＭＢＣ日興では公取への審査取り下げを想定しているが、株価には織り込まれつつあり、さほどネガティブな反応も生じないと考えるとした。
★9:04 パナソニック－8日続落 車載情報機器開発で米ドライブモードと提携
パナソニック<6752.T>が8日続落。24日付の日経新聞朝刊で、同社が車載情報機器や関連サービスの開発に向けて、米新興企業のドライブモード（カリフォルニア州）と資本・業務提携すると報じられた。
同社が実施した増資の一部を引き受けたという。ドライブモードは車内でスマートフォン（スマホ）を安全・快適に利用できる技術に強みを持っており、パナソニックは自社のカーナビなどで同技術を活用、自動車事業の拡大につなげるとされる。しかし、軟調な地合いのなかで売り優勢となっている。
パナソニック<6752.T>が8日続落。24日付の日経新聞朝刊で、同社が車載情報機器や関連サービスの開発に向けて、米新興企業のドライブモード（カリフォルニア州）と資本・業務提携すると報じられた。
同社が実施した増資の一部を引き受けたという。ドライブモードは車内でスマートフォン（スマホ）を安全・快適に利用できる技術に強みを持っており、パナソニックは自社のカーナビなどで同技術を活用、自動車事業の拡大につなげるとされる。しかし、軟調な地合いのなかで売り優勢となっている。
★9:04 インベスターズクラウド－反発 宿泊施設向け収益化サービスのチャプターエイトと提携
インベスターズクラウド<1435.T>が5日ぶり反発。同社は3月23日の大引け後に、子会社であるiVacationが、宿泊施設向けの収益化サービスを展開するチャプターエイト（東京都渋谷区）と提携し、「TATERU Phone」にて物販サービスを開始すると発表した。ホテルのフロントなどのように常駐スタッフがいない宿泊施設に物販スペースを設け、軽食やドリンクなどの購入ができるサービス。
インベスターズクラウド<1435.T>が5日ぶり反発。同社は3月23日の大引け後に、子会社であるiVacationが、宿泊施設向けの収益化サービスを展開するチャプターエイト（東京都渋谷区）と提携し、「TATERU Phone」にて物販サービスを開始すると発表した。ホテルのフロントなどのように常駐スタッフがいない宿泊施設に物販スペースを設け、軽食やドリンクなどの購入ができるサービス。
★9:05 アグレ都市デザイン－大幅続伸 期末配当金を38円に増配
アグレ都市デザイン<3467.T>が大幅続伸。同社は23日に、17.3期の期末配当予想を35円→38円に修正すると発表した。年間配当も同額となる。今後の収益状況や財務状況、経営環境などの見通しなどを総合的に勘案し、増配を行うこととした。
アグレ都市デザイン<3467.T>が大幅続伸。同社は23日に、17.3期の期末配当予想を35円→38円に修正すると発表した。年間配当も同額となる。今後の収益状況や財務状況、経営環境などの見通しなどを総合的に勘案し、増配を行うこととした。
★9:05 信越化学－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ ウエハー値上げが想定以上 塩ビも好調
信越化学工業<4063.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、ウエハー値上げが想定以上であり、塩ビも好調と判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を9300円→10400円と引き上げた。
300mmウエハーの需給ひっ迫が継続。従来、こうした状況ではいずれかのメーカーがシェア獲得を目的とした増産投資を実施する可能性が高いと考えられていたが、現在に至るまでそうした動きはまったく出てきていない。また、半導体メーカーの収益も大変好調。このため足元では、従来想定よりも一段とウエハーの値上げが通りやすい環境になっていると判断し、来18.3期の300mmウエハー価格前提を前年比+7％から同+16％へ引き上げるとした。
また、塩ビについては、需要をけん引する公共投資はインドなどで活発であり、今後は米国でも盛り上がることが予想される。信越化の塩ビ樹脂は中期的に高成長が続くと考えているとした。
信越化学工業<4063.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、ウエハー値上げが想定以上であり、塩ビも好調と判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を9300円→10400円と引き上げた。
300mmウエハーの需給ひっ迫が継続。従来、こうした状況ではいずれかのメーカーがシェア獲得を目的とした増産投資を実施する可能性が高いと考えられていたが、現在に至るまでそうした動きはまったく出てきていない。また、半導体メーカーの収益も大変好調。このため足元では、従来想定よりも一段とウエハーの値上げが通りやすい環境になっていると判断し、来18.3期の300mmウエハー価格前提を前年比+7％から同+16％へ引き上げるとした。
また、塩ビについては、需要をけん引する公共投資はインドなどで活発であり、今後は米国でも盛り上がることが予想される。信越化の塩ビ樹脂は中期的に高成長が続くと考えているとした。
★9:05 村田製－反落 リチウムイオン電池事業に最大300億円投資
村田製作所<6981.T>が反落。24日付の日経新聞朝刊で、同社が2017年度、リチウムイオン電池事業に200億～300億円を投じる方針だと報じられた。
7月上旬に買収完了予定のソニー<6758.T>の同事業に振り向け生産能力を引き上げるという。韓国サムスン電子の新型スマートフォン（スマホ）の発火事故を受け、高い安全性を求める需要の増加に対応するとされる。しかし、地合いの悪い中で株価は下落している。
村田製作所<6981.T>が反落。24日付の日経新聞朝刊で、同社が2017年度、リチウムイオン電池事業に200億～300億円を投じる方針だと報じられた。
7月上旬に買収完了予定のソニー<6758.T>の同事業に振り向け生産能力を引き上げるという。韓国サムスン電子の新型スマートフォン（スマホ）の発火事故を受け、高い安全性を求める需要の増加に対応するとされる。しかし、地合いの悪い中で株価は下落している。
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