前場コメント No.4 北越紀州製紙、リボミック、新日本電工、しまむら、藤田観光など

2017/03/24(金) 11:30
★9:05  タカタ-反落 再建を巡る協議が難航 決着は4月以降にもつれこむ公算
タカタ<7312.T>が反落。3月24日付け朝日新聞・朝刊は、エアバッグのリコール問題で経営危機に陥ったタカタの再建を巡る協議が難航していると報じた。
 1兆円規模のリコール費用を肩代わりしている自動車メーカーは、責任の範囲が明確になる法的整理を求めるが、タカタ経営陣は私的整理を主張。目標だった年度内の決着は難しくなり、4月以降にもつれこむ公算が大きいとしている。

★9:06  ウェッジHD-買い気配 ホンダ代理店と新規提携によりミャンマーでのファイナンスサービス拡大へ
 ウェッジホールディングス<2388.T>が買い気配。同社は23日に、Digital Finance事業を展開する子会社のGLが、ホンダオートバイの包括代理店であるHONDA NCXとの新規提携により、未開拓市場であるミャンマーにてファイナンスサービスを拡大させると発表した。
 HONDA NCXは、ミャンマー国内に約100カ所のディーラーネットワークを持ち、現在も拡大を続けており、GLのファイナンスサービスの売り上げを大きく拡大させることにつながるとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★9:06  北越紀州-3日ぶり大幅反発 今期19%営業増益との観測 カナダ紙パルプ会社など好調
 北越紀州製紙<3865.T>が3日ぶり大幅反発。24日付の日経新聞朝刊で、同社の17.3期の連結営業利益は、前期比19%増の110億円前後になりそうだと報じられた。
 昨年11月に業績見通しを14%増の105億円に引き下げたが、会社計画を上回る着地になるもよう。前期買収したカナダの紙パルプ会社など海外事業が好調に推移し、洋紙需要の低迷する国内事業を補ったという。

★9:07  リボミック-反発 RBM004(抗NGFアプタマー)に関する日本における物質特許査定
 リボミック<4591.T>が反発。同社は23日に、藤本製薬と共同で日本特許庁に出願していた抗NGFアプタマーに関する物質特許について、特許査定を得たと発表した。
 この特許はNGF(神経成長因子)の作用を阻害するアプタマーをカバーする物質特許で、米国に引き続き、日本における権利化も成功した。これにより、痒痛治療薬として開発中のプロジェクトであるRBM004が、知的財産面でさらに強固に保護されることとなるとしている。

★9:07  新日本電工-岩井コスモが新規「A」 高い利益水準が継続へ
 新日本電工<5563.T>が続伸。岩井コスモ証券では、非合金鉄事業の拡大も寄与し、高い利益水準が続くと想定。投資判断「A」、目標株価420円として、新規カバレッジを開始した。
 合金鉄販売価格は、ドルベースの国際価格を円換算した価格で取引されており、輸出産業と同様に円安が利益増となる。今期の合金鉄事業の為替前提は1ドル100円とするほか、堅調な合金鉄市況、足もとでの鉱石価格下落などを勘案すると、会社計画は保守的な印象が強いとした。今期業績は会社利益計画比で倍増、前期比で4倍となる営業利益70億円と、大幅な増益を予想。

★9:08  しまむら-3日続落 3月度既存店8%減収 客数6%減
 しまむら<8227.T>が3日続落。同社は23日、「ファッションセンターしまむら」の3月度(20日締め)の既存店売上高が前年同月比7.5%減(2月は2.4%減)だったと発表した。客数が5.7%減(同0.8%減)、客単価は0.7%低下(同0.5%低下)した。
 3月度はボリュームスカートや花柄ガウンなどのトレンドアイテムは好調だったが、全国的に気温が低く春物の動きは鈍い情勢。また、昨年に比べて営業日数が1日少なかったこともあり、売り上げは前年実績を下回ったとしている。

★9:09  藤田観光-続伸 今期ビジネスホテル22%営業増益との観測 インバウンド需要寄与見込む
 藤田観光<9722.T>が続伸。24日付の日経新聞朝刊で、同社の17.12期は、主力のビジネスホテルを手がけるWHG事業の部門営業利益が25億円と前期に比べ22%増える見通しだと報じられた。
 昨年10月に募集を始めた会員カードなどをテコに訪日外国人(インバウンド)のリピーター利用を増やすという。単価が高めの個人客も取り込みを強化するとされる。


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