前場コメント No.11 レンゴー、正興電機、ジャパンリアルエステイト、ソケッツ、中部電力など

2017/04/24(月) 11:30
★10:02  レンゴー-SMBC日興が目標株価引き上げ 段ボール原紙と古紙の市況を注視
 レンゴー<3941.T>が変わらずを挟んで4日続伸。SMBC日興証券では、段ボール原紙と古紙の市況を注視するとコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は665円→700円と引き上げた。
 前17.3期業績は、原燃料コストの低下、段ボール原紙・製品の業界平均を上回る生産数量の増加、軟包装・重包装子会社の貢献などにより順調に推移したと判断。今後の注目点は、段ボール原紙・製品の値上げに動くかどうかであると指摘。段ボール原紙の市況が弱含む一方で、主原料である段ボール古紙の国内調達価格は前年に比べて高止まりしており、今18.3期は段ボール原紙・製品の値上げがなければ円安進行に伴う原燃料コストの増加と前17.3期までの古紙調達価格の上昇により営業減益となる見込み。同社や王子ホールディングスなど大手一貫メーカーが、川下の段ボール製品を含め、どのような価格政策を行っていくかが今後の焦点と指摘。

★10:06  正興電機-3日ぶり急反落 1Qは59%営業減益 電力会社向け売り上げが低調
 正興電機製作所<6653.FU>が3日ぶり急反落。同社は21日、17.12期1Q(1-3月)の連結営業利益が2.8億円(前年同期比58.9%減)だったと発表した。電力会社向けの売り上げが低調になったという。

★10:07  ジャパンリアルエステイト-CSが「NEUTRAL」へ引き上げ 適正な投資口価格の水準
 ジャパンリアルエステイト投資法人<8952.T>が5日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、適正な投資口価格の水準とみて、投資評価を「UNDERPERFORM」→「NEUTRAL」と引き上げた。目標株価は59.60万円を継続。
 過去12カ月において投資口価格は10%程度下落し、配当利回り3.1%(18.3期ベース)は適正な水準。潜在的な金利上昇局面においては、賃料上昇を実現するREITが好まれる可能性があると指摘。
 同投資法人は高品質のオフィスビルを保有している。金利上昇局面でポートフォリオの賃料上昇が続くと、同投資法人の評価が高まる可能性がある。CSの業績予想では、同社ポートフォリオの賃料上昇率は賃料収入に対して毎期0.7~0.8%(従前は0.1~0.4%)の前提へ引き上げ。2018年以降も同社が保有するポートフォリオでの賃料上昇が続くと、株式市場関係者は同投資法人を評価する可能性があると考えたとしている。

★10:11  ソケッツ-小安い 歌詞と四字熟語の感情分析から「表現したい世界観」を可視化へ
 ソケッツ<3634.T>が小安い。同社は21日に、自社の感情分析エンジンを活用して、歌詞の感情分析結果と、故事や仏典に基づく慣用句を筆頭に、相撲の昇進伝達式での口上や、企業経営・戦略に直結する示唆として多く用いられる四字熟語を関連付けることで「表現したい世界観」を可視化した分析レポートを公開した。
 この事例をはじめとした感情分析エンジンの研究開発の取り組みにおいては、アーティスト/クリエイターと企業や商品、そしてエリアをつなぐキャスティングやタイアップなどのプロモーション支援に向けた実用化を目指し、本年度、実証実験や準備を推進するとしている。

★10:13  中部電力-大和が「3」へ引き下げ 2017年度は前年度比8%経常減益を予想
 中部電力<9502.T>がもみ合い。大和証券では、2017年度は前年度比8%経常減益を予想。投資判断を「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」、目標株価は1820→1500円と引き下げた。
 2016年度の連結経常利益は前年度比49%減、会社計画比4%上ブレの1300億円と予想。費用を保守的に想定している部分が推察され、会社計画の達成確度は高い。前年度比ではスライド差損益の悪化が減益要因となる見込み。
 2017年度の連結経常利益は前年度比8%減の1200億円と予想。西名古屋火力発電所7号系列の稼働開始は、燃料費削減につながる部分はあるが、当初は減価償却費などの負担増の影響が大きいと大和は見込んでいるとした。顧客離脱に伴う販売数量減少も、限定的ながら減益要因。


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