前場コメント No.12 日立物流、ソースネクスト、イトーヨーギョー、中国電力、北陸電力など
★10:17 関西電力－大和が「3」へ引き下げ 2017年度は前年度比8％経常減益を予想
関西電力<9503.T>がもみ合い。大和証券では、2017年度は前年度比8％経常減益を予想。投資判断を「2（アウトパフォーム）」→「3（中立）」と引き下げた。目標株価は1250→1390円と引き上げた。
2017年度の連結経常利益は前年度比8％減の1700億円と予想。抑制してきた修繕費・人件費等の増加や料金の一律値下げ、販売電力量の減少による減益を想定。高浜原発3・4号機は第1四半期に、大飯原発3・4号機は第4四半期にそれぞれ再稼働し、減益幅の圧縮要因となる見込み。高浜3・4号機の停止要因となっていた大津地裁の運転差止仮処分は3月28日に大阪高裁が取り消した。2号機の安全対策におけるクレーン倒壊事故を踏まえた福井県の同意を得た後となるが、3・4号機は数カ月のうちに再稼働に至ることが期待される。大飯原発3・4号機は、規制委による設置変更許可に関するパブリックコメントが3月24日で締め切りとなっており、2017年度早々にも設置変更許可の決定が見込まれるとした。
関西電力<9503.T>がもみ合い。大和証券では、2017年度は前年度比8％経常減益を予想。投資判断を「2（アウトパフォーム）」→「3（中立）」と引き下げた。目標株価は1250→1390円と引き上げた。
2017年度の連結経常利益は前年度比8％減の1700億円と予想。抑制してきた修繕費・人件費等の増加や料金の一律値下げ、販売電力量の減少による減益を想定。高浜原発3・4号機は第1四半期に、大飯原発3・4号機は第4四半期にそれぞれ再稼働し、減益幅の圧縮要因となる見込み。高浜3・4号機の停止要因となっていた大津地裁の運転差止仮処分は3月28日に大阪高裁が取り消した。2号機の安全対策におけるクレーン倒壊事故を踏まえた福井県の同意を得た後となるが、3・4号機は数カ月のうちに再稼働に至ることが期待される。大飯原発3・4号機は、規制委による設置変更許可に関するパブリックコメントが3月24日で締め切りとなっており、2017年度早々にも設置変更許可の決定が見込まれるとした。
★10:19 日立物流－3日続伸 夜間稼働していないトラックを佐川急便に提供
日立物流<9086.T>が3日続伸。22日付の日経新聞朝刊で、佐川急便（京都市）と同社が夜間に稼働していないトラックを宅配便に利用する取り組みを始めると報じられた。
日中は自動車部品を運ぶ日立物流系のトラックが夜間に佐川の荷物を輸送するという。年内に10台程度を融通し、将来は数十台規模に広げるとされる。トラック運転手の不足は深刻化ており、運送会社が輸送網を維持する新しい取り組みが今後も増えるもよう。今後の収益への貢献が期待され、買いが入っている。
日立物流<9086.T>が3日続伸。22日付の日経新聞朝刊で、佐川急便（京都市）と同社が夜間に稼働していないトラックを宅配便に利用する取り組みを始めると報じられた。
日中は自動車部品を運ぶ日立物流系のトラックが夜間に佐川の荷物を輸送するという。年内に10台程度を融通し、将来は数十台規模に広げるとされる。トラック運転手の不足は深刻化ており、運送会社が輸送網を維持する新しい取り組みが今後も増えるもよう。今後の収益への貢献が期待され、買いが入っている。
★10:24 ソースネクスト－続伸 中国語学習アプリ「中国への扉」のChineseSkill社と業務提携
ソースネクスト<4344.T>が続伸。同社は24日9時に、中国の開発会社であるChineseSkill社と業務提携すると発表した。
ChineseSkill社は、300万ダウンロード以上を誇る中国語学習アプリ「中国への扉」を保有しており、今回の業務提携によりソースネクストは日本国内で「中国への扉」の販売を行う。なお、販売開始は5月を予定。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
ソースネクスト<4344.T>が続伸。同社は24日9時に、中国の開発会社であるChineseSkill社と業務提携すると発表した。
ChineseSkill社は、300万ダウンロード以上を誇る中国語学習アプリ「中国への扉」を保有しており、今回の業務提携によりソースネクストは日本国内で「中国への扉」の販売を行う。なお、販売開始は5月を予定。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★10:24 イトーヨーギョー－続落 前期一転最終赤字転落見込む 遊休地売却などで減損
イトーヨーギョー<5287.T>が続落。同社は21日、17.3期通期の最終損益予想を従来の3500万円の黒字から1億9500万円の赤字（前期は1800万円の黒字）へと引き下げると発表した。遊休土地の売却と所有建物の解体を決定したため、これに伴い減損損失が生じた。
イトーヨーギョー<5287.T>が続落。同社は21日、17.3期通期の最終損益予想を従来の3500万円の黒字から1億9500万円の赤字（前期は1800万円の黒字）へと引き下げると発表した。遊休土地の売却と所有建物の解体を決定したため、これに伴い減損損失が生じた。
★10:24 中国電力－大和が目標株価引き下げ 2017年度は前年度比33％経常減益を予想
中国電力<9504.T>が反落。大和証券では、2017年度は前年度比33％経常減益を予想。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続も、目標株価は1630→1360円と引き下げた。
2016年度の連結経常利益は前年度比62％減、会社計画比36％超過の150億円を予想。前年度比ではスライド差損益の悪化を減益要因と想定。他方、石炭火力発電量増加や貯蔵燃料の単価安に伴う費用減少、諸費用減少は減益幅を圧縮する見込み。
2017年度の連結経常利益は前年度比33％減の100億円と予想。電源開発（Ｊパワー）と合弁で酸素吹石炭ガス化発電（IGCC）を進めている大崎クールジェンプロジェクトの実証実験開始に伴う研究開発費増加を減益の主因と想定。また、島根原発は不稼働の前提とするため、一般炭価格上昇も減益要因と想定されるとした。
中国電力<9504.T>が反落。大和証券では、2017年度は前年度比33％経常減益を予想。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続も、目標株価は1630→1360円と引き下げた。
2016年度の連結経常利益は前年度比62％減、会社計画比36％超過の150億円を予想。前年度比ではスライド差損益の悪化を減益要因と想定。他方、石炭火力発電量増加や貯蔵燃料の単価安に伴う費用減少、諸費用減少は減益幅を圧縮する見込み。
2017年度の連結経常利益は前年度比33％減の100億円と予想。電源開発（Ｊパワー）と合弁で酸素吹石炭ガス化発電（IGCC）を進めている大崎クールジェンプロジェクトの実証実験開始に伴う研究開発費増加を減益の主因と想定。また、島根原発は不稼働の前提とするため、一般炭価格上昇も減益要因と想定されるとした。
★10:30 北陸電力－大和が目標株価引き下げ 2017年度は前年度比3.0倍の経常増益を予想
北陸電力<9505.T>が続伸。大和証券では、2017年度は前年度比3.0倍の経常増益を予想。投資判断「3（中立）」を継続も、目標株価は1410→1150円と引き下げた。
2017年度の連結経常利益は前年度比3.0倍の150億円と予想。年金数理差異償却費の減少や、前年度上期の渇水の反動による水力発電量の増加による増益が期待される（志賀原発の再稼働は前提としていない）。志賀原発については、「敷地内の破砕帯に活動の可能性がある」とする報告書を規制委の有識者会合が2016年3月に取りまとめている。2号機に関する今後の適合審査で、報告書は「参考」とされる位置づけだが、同プラントの再稼働には相当の期間を要すると見込まれるとした。
北陸電力<9505.T>が続伸。大和証券では、2017年度は前年度比3.0倍の経常増益を予想。投資判断「3（中立）」を継続も、目標株価は1410→1150円と引き下げた。
2017年度の連結経常利益は前年度比3.0倍の150億円と予想。年金数理差異償却費の減少や、前年度上期の渇水の反動による水力発電量の増加による増益が期待される（志賀原発の再稼働は前提としていない）。志賀原発については、「敷地内の破砕帯に活動の可能性がある」とする報告書を規制委の有識者会合が2016年3月に取りまとめている。2号機に関する今後の適合審査で、報告書は「参考」とされる位置づけだが、同プラントの再稼働には相当の期間を要すると見込まれるとした。
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