前場コメント No.15 東京製鉄、コスモス薬品、ヤフー、ソフトバンクG、セレスなど

2017/04/25(火) 11:30
★10:11  東京製鉄-野村が目標株価引き下げ 増益の確保は十分可能 株価はおおむね妥当水準
 東京製鉄<5423.T>が反発。野村証券では、増益の確保は十分可能と判断も、株価はおおむね妥当水準とみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は995円→885円と引き下げた。
 前17.3期決算には驚きはないとしたが、今18.3期の会社計画は営業利益で前期比5%減益の100億円とQUICKコンセンサス158億円を下振れ。野村の今18.3期営業利益予想を下方修正するものの、会社計画は鋼材スプレッド〈鋼材価格-鉄屑価格)の前提が保守的と考えるとした。
 株価はコンセンサスを下回る会社見通しを受け、ごく短期では調整する可能性はあるものの、自社株取得の発表もあるほか、鋼材スプレッドの前提が保守的であることの認識が徐々に浸透するため、大きく調整する可能性は低いと予想。

★10:15  コスモス薬品-SMBC日興が目標株価引き上げ 人件費上昇局面での利益率改善を予想
 コスモス薬品<3349.T>が5日ぶり反落。SMBC日興証券では、一時的に業績鈍化も、人件費上昇局面での利益率改善を予想。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は21500円→22500円と引き上げた。
 一部エリアでの値下げを踏まえて来18.5期・19.5期予想を減額も、値下げ影響一巡後は従来通り、2ケタ成長が続くとの見方を維持。人件費上昇局面においてローコストオペレーションに優れる同社は営業利益率の改善が見込めると考えられ、一時的に業績が伸び悩む今17.5期4Q以降の決算を受けて株価が下落した際は、押し目買いのチャンスとなり得るとの見方を示した。バリュエーションの基準年度変更に伴い、目標株価は引き上げ。

★10:16  ヤフー-反落 自社サイトの天気予報もとに家電製品やロボ動かせるプログラムを提供
 ヤフー<4689.T>が反落。25日付の日経新聞で、同社が自社のサイトで流れる天気予報などの情報をもとに、家電製品やロボットを動かせるプログラムの提供を始めると報じられた。
 メーカーなどが製品に組み込んで使うという。例えば、ヤフーのサイトから天気情報などのデータを読み込み、エアコンの温度を自動で変えるといった動作が可能になるとされる。ネット上の情報と連携する機能を手軽に開発できる利点を訴えるもよう。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★10:18  ソフトバンクG-SMBC日興が目標株価引き上げ 株価上昇が始まる時期
 ソフトバンクグループ<9984.T>が6日続伸。SMBC日興証券では、株価上昇が始まる時期と想定。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を9700円→10200円と引き上げた。
 国内通信事業のキャッシュフローを維持し、先端技術事業の投資と育成を進めながら、グローバルでICT・テクノロジー分野のリーダーとして成長することが期待される。同社の株価が再び上昇する時期に差し掛かっていると判断。
 株価評価では2013年のスプリント買収後、インターネット事業の成長期待の一巡もあり、Sum of the partsによる企業価値に対するディスカウントが拡大した。しかし、スプリント事業の抜本的な解決が見える一方で、ARMやビジョン・ファンドを活用してICT/テクノロジーのグローバル・リーダーとして成長する期待が高まれば、ディスカウントが縮小し、将来はプレミアム評価される可能性もあると指摘。

★10:21  セレス-上げ幅拡大 スマホ向けポイントサービス「モッピー」が「Tポイント」へのポイント交換開始
 セレス<3696.T>が上げ幅拡大。同社は25日10時に、同社が運営する国内最大級のスマホ向けポイントサービス「モッピー」において、Tポイント・ジャパン(東京都渋谷区)が提供する「Tポイント」とポイント交換を開始すると発表した。
 今回のポイント交換における連携により、モッピーユーザーは獲得したポイントをいつでも「Tポイント」に交換でき、全国の「Tポイント」提携先で利用できるという。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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