東京電力HD-4日続伸 S&Pが長期会社格付けを「BB」に1ノッチ引き上げ
東京電力ホールディングス<9501.T>が4日続伸。格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は4月25日の大引け後に、同社の長期会社格付けを「BB-」→「BB」に引き上げると発表した。アウトルックは「安定的」
原油価格の低位推移やコスト削減効果によって利益の安定性が一定程度高まっており、前17.3期に続き、今18.3期も底堅い利益を確保できる可能性が高まったと判断。2016年12月に公表された「東電改革提言」を踏まえ、福島第一原発事故への対応のための廃炉、賠償、除染などに関する制度整備が進み、政府が同社に提供する原発事故関連の継続的な支援の枠組みが明確になったことも、業績と財務の安定化につながるとS&Pではみているとした。
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