前場コメント No.5 アイロムG、バーチャレクス、THK、りそな、山九など

2017/05/25(木) 11:30
★9:04  アイロムG-買い気配 子会社がグローバルメガファーマとiPS細胞作製技術に関するライセンス契約を締結
 アイロムグループ<2372.T>が買い気配。同社は24日、100%子会社のIDファーマが、所有するセンダイウイルスベクターを用いてiPS細胞を作製し、そのiPS細胞由来の分化細胞などを創薬スクリーニングなどに使用することを許諾する契約をグローバルメガファーマと締結すると発表した。
 IDファーマは契約先に対して、契約先がCytoTune-iPSを用いてiPS細胞を作製し、そのiPS細胞由来の分化細胞をヒトや動物を対象とした治療薬や予防薬の開発を目的とした創薬スクリーニングに用いることで、全世界を対象とする非独占的な権利を許諾した。これによりIDファーマは契約先から一定額の年間使用料を受け取る。

★9:05  バーチャレクス-続伸 コールセンター向けターゲットデータ抽出サービス提供開始
 バーチャレクス・コンサルティング<6193.T>が続伸。同社は24日に、コールセンター向けターゲットデータ抽出サービス「ターゲット・マネジメント・クラウド(TMC)」の提供を開始したと発表した。
 このサービスは、技術的専門知識がなくても、適切なタイミングで、より利用目的に合致した顧客データの抽出、リスト作成を可能にするという。そして、そのリストを顧客向けのシステムと連携することで、対象顧客へのアプローチを自動的にタイミングを逃さず行うことが可能としている。

★9:05  THK-続伸 今期最高益更新/年換算EPS200円超の公算大 「買い」継続
 THK<6481.T>が続伸。ゴールドマン・サックス証券では、今期最高益更新/年換算EPS200円超の公算が大きいとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価を3800円→3900円と引き上げた。
 「買い」を再強調するポイントは3点。(1)物量増による上振れ:エレクトロニクス、工作機械などの主要需要家にけん引され、足元受注は好調。受注残も過去ピーク近傍にあり、市場予想を大きく上振れた会社計画営業利益は物量増による上振れを、日中米中心に見込めると予想。(2)上向いた売価/採算動向:台湾競合Hiwinが決算説明会で値上げについて言及をしたのとほぼ同時期に、THKを含む直動部品製品を製造するメーカー各社は売価交渉が久方ぶりに追い風に変わってきたと説明会/取材にて言及。(3)割安なバリュエーション:EPS200円超が持続的に維持できるならば、同社株のPERはセクター内でも有数の割安株になる。

★9:05  りそなHD-底堅い キャッシュカードにVISAデビット機能を標準搭載
 りそなホールディングス<8308.T>が底堅い。25日付の日経新聞朝刊で、同社がキャッシュカードにVISA(ビザ)ブランドのデビット機能を10月から標準搭載すると報じられた。
 支払い時に口座から瞬時に引き落とす機能で、標準搭載は大手銀行で初めての取り組みという。キャッシュカードを即時発行できる機械も2018年1月までに全店に設けるとされる。

★9:06  山九-東海東京が目標株価引き下げ 投資拡充も増益基調は維持可能
 山九<9065.T>が4日ぶり反落。東海東京調査センターでは、継続成長の土台固めに投資拡充も、増益基調は維持可能と判断。レーティング「Outperform」を継続した。目標株価は800円へ引き下げた。
 新中期経営計画(2017~2020年度の4カ年)においては、戦略投資枠の拡充、戦略費用の増額が打ち出されている。戦略投資額は中計期間中で700億円(前中計は3カ年で500億円)規模、費用は同60億円(前中計30億円)規模の計画。内容としては、収益力強化に向けた機材・設備投資や、事業拡大のための人財確保・育成への投資など。
 短期的視点では、費用増による利益の押し下げへつながる可能性もあるが、中長期的な事業拡大・利益創出の原動力として、上記の投資は必要不可欠な施策であると考えられる。国内のさまざまな産業において人手不足が問題視される中、人材確保や生産性向上に対する積極投資を打ち出している点は評価すべきとした。


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