前場コメント No.6 フージャース、小野薬品、第一三共、ルネサス、クボタなど

2017/05/25(木) 11:30
★9:06  フージャースHD-5日ぶり反落 大阪府堺市「原山公園再整備運営事業」の事業者に決定
 フージャースホールディングス<3284.T>が5日ぶり反落。同社は24日に、同社グループであるフージャースリビングサービス(東京都千代田区)を代表とする企業グループが、大阪府堺市における「原山公園再整備運営事業」の事業者に決定したと発表した。
 この事業はPFI法に基づき、「子どもから高齢者まで誰でも健康づくりを楽しむきっかけを作る公園」をコンセプトに堺市が実施するもの。なお、フージャースグループでは、PFIのマネジメントを専業とするアイ・イー・エー(東京都千代田区)を中心として、全国でPFI事業に取り組んでおり、今回2件目のPFI事業の落札となった。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★9:06  小野薬品-東海東京が目標株価引き下げ 18.3期営業利益は会社計画を上回ると予想
 小野薬品工業<4528.T>が7日続落。東海東京調査センターでは、今18.3期営業利益は会社計画を上回ると予想し、レーティング「Outperform」を継続した。目標株価は3370円→3170円と引き下げた。
 会社側は今18.3期営業利益を前年比49.5%減の365億円と計画。「オプジーボ」の売上高は前年比28.8%減の740億円とした。海外市場での「オプジーボ」拡大や和解したメルク社製品の売上拡大に伴うロイヤルティ・その他収入は17.3期305億円→18.3期計440億円と大幅な増加を想定。
 「オプジーボ」の薬価引き下げはあるが、胃がん向けなどへの拡大も期待される。今18.3期営業利益は会社計画を85%上回る675億円と予想。

★9:07  JAL-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 今下期からの業績回復を見込む
 日本航空<9201.T>が7日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、競争緩和により今下期からの業績回復を見込むとし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は4790円→4450円と引き下げた。
 株価は同社の今後の費用増加を織り込んだ一方、競争緩和による収益改善ポテンシャルはまだ織り込んでいないと判断。ANAは今後1~2年の国際線の供給量拡大ペースがいったん鈍化するほか、米系エアラインは日本市場より中国市場に注力する動きを継続している。中国系エアラインは主要な国際空港の発着枠不足により成長のボトルネックを抱えていると指摘。

★9:07  第一三共-4日ぶり反発 20年代前半にも海外売上高比率5割超に高める
 第一三共<4568.T>が4日ぶり反発。25日付の日経新聞朝刊で、同社が2020年代前半にも海外売上高比率を5割超に高めると報じられた。
 220億円を投じて米国で増産体制を整えるほか、成長分野の抗がん剤を海外で相次ぎ投入するという。印後発薬ランバクシー・ラボラトリーズの買収失敗から国内を重視しており、16年度の海外比率は39%と国内主要5社で最低で、国内市場が伸び悩むなか海外需要を開拓して成長を目指すとされる。

★9:08  ルネサス-続伸 自動運転やEVで中国自動車大手と提携
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が続伸。25日付の日経新聞朝刊で、同社が自動運転技術や電気自動車(EV)などで中国自動車大手、長城汽車(河北省)と提携すると報じられた。
 技術分野ごとに共同開発チームを立ち上げ、両社の技術者が河北省の長城汽車の拠点で研究開発に取り組むという。ルネサスはエンジン制御から自動運転まで幅広い車載半導体を手掛ける強みを生かして、完成車メーカーとの関係構築を進めるもよう。

★9:10  クボタ-底堅い 25年までに北米で小型建機8機種に
 クボタ<6326.T>が底堅い。25日付の日経新聞朝刊で、同社が2025年までをメドに北米で小型建機を2倍の8機種に増やすと報じられた。
 住宅や道路工事向けに需要が伸びており、より小型の機種などを拡充するという。クボタにとって建機は農機に次ぐ主力事業だが北米では現地メーカーに出遅れていた。品ぞろえを増やして現地シェアを現在の約15%から約30%に高めるとされる。


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