前場コメント No.9 ホソカワミクロン、マーベラス、旭硝子、グリコ、日本CMKなど

2017/05/26(金) 11:30
★9:35  ホソカワミクロン-岩井コスモが目標株価引き上げ 業績上振れ期待を考慮すれば依然割安
 ホソカワミクロン<6277.T>が反発。岩井コスモ証券では、今期業績の上振れ期待を考慮すれば、株価は依然割安と判断。投資判断「A」を継続、目標株価を5100円→5500円と引き上げた。
 粉体技術のリーディングカンパニーであり、今上期は会社計画を大幅に上回る5割超の営業増益を達成。会社の通期予想は期初計画を据え置いたが、電子材料向けなどの伸長で上振れを期待。高採算の自動車用二次電池や磁性材料(モーター)向けなど、活況市場への展開で収益成長を目指していると注目。

★9:36  マーベラス-急騰 「剣と魔法のログレス いにしえの女神」(英語版)アメリカなどで配信開始
 マーベラス<7844.T>が急騰。25日に、同社とAiming<3911.T>は、両社で共同開発したスマホ向け本格MMORPG「剣と魔法のログレス いにしえの女神」の英語版をアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの5か国で配信開始したと発表した。
 「剣と魔法のログレス いにしえの女神」は、パソコン向けブラウザゲーム「剣と魔法のログレス」をベースとした完全新作のネイティブアプリ。対応OSはAndroid/iOSとなっている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:36  旭硝子-みずほが目標株価引き上げ 通年では市場コンセンサス以上の利益水準を確保
 旭硝子<5201.T>が続落。みずほ証券では、通年では市場コンセンサス以上の利益水準を確保していると判断。投資判断「中立」を継続も、目標株価は900円→920円と引き上げた。
 クロールアルカリの相対的に良好な事業環境などを踏まえ、今17.12期営業利益予想を1120億円に引き上げ、会社計画比70億円の上振れと予想。会社計画比上振れ、かつ中計目標値の超過達成、弾力的な株主還元策は好評価だが、現状株価におおむね織り込まれたと判断。17年後半以降、LCDパネルの需給軟化が意識されやすくなってくるとみられるが、追加的な自己株取得の実施(150億円程度)も予想され、株価を下支えするとみるとした。

★9:37  江崎グリコ-UBSが目標株価引き上げ トップライン成長を軸とした収益向上が続く
 江崎グリコ<2206.T>が反発。UBS証券では、トップライン成長を軸とした収益向上が続くと想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を6600円→7100円と引き上げた。
 決算説明会の印象は優れないとしたが、その後の業績説明会で、会社計画は保守的、今期もトップライン成長が増益の原動力になると感じたとコメント。今期営業利益は計画250億円に対して、UBS予想は268億円(前期比+10.5%、従来比+3%)。国内の菓子、冷菓、そして、海外のトップライン成長が、原材料高や償却費の増加を吸収して、今期も2 ケタ増益を想定。中国は4月より増収基調に転換、タイは+16%、米国は+30%の増収率が見込まれるとした。

★9:42  日本CMK-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 新潟は生産性改善で能力底上げを図る
 日本シイエムケイ<6958.T>が5日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、タイに続き無錫でも増産を計画しており、新潟は生産性改善で能力底上げを図ると注目。投資評価「Overweight」を継続、目標株価を810円→940円と引き上げた。
 エクイティストーリーは車載向けPCB(プリント配線板)事業の拡大であり、変更はなし。今18.3期予想では車載向けの旺盛な需要を背景に売上高前提を引き上げる一方、原材料価格上昇に伴うマイナス要因を織り込み、営業利益は従来通り50億円とした。
 現在、車載向けでは強い受注動向が続いており、ADAS系などの拡大が顕著。タイの前年比30%能力増強は順調に進展。中国・無錫も設備更新により同30%増強を計画。新潟では生産工程見直しを進めることで外注加工費を取り込み収益性向上を狙う。各拠点で生産性を悪化させることなく、能力の底上げを着実に図ることが課題と指摘した。


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