前場コメント No.10 三菱ケミカル、エレコム、ハウス食品、トランザクション、塩野義製薬など
★9:45 三菱ケミカルＨＤ－反発 次世代炭素繊維複合材を開発
三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が反発。26日付の日経新聞朝刊で、同社が次世代の炭素繊維複合材を開発したと報じられた。
2種類の材料を組み合わせて、部品の成型にかかる時間を最短2分に短縮したという。従来の複合材と比べて生産コストを半減できるため、高級車が中心だった炭素繊維複合材の量産車への採用拡大につながるとされる。欧米の自動車メーカーに試作品の供給を始めており、米国では新工場を建設するとされ、2020年に10車種での採用をめざすもよう。
三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が反発。26日付の日経新聞朝刊で、同社が次世代の炭素繊維複合材を開発したと報じられた。
2種類の材料を組み合わせて、部品の成型にかかる時間を最短2分に短縮したという。従来の複合材と比べて生産コストを半減できるため、高級車が中心だった炭素繊維複合材の量産車への採用拡大につながるとされる。欧米の自動車メーカーに試作品の供給を始めており、米国では新工場を建設するとされ、2020年に10車種での採用をめざすもよう。
★9:46 エレコム－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ DXアンテナ買収効果で売上高は大幅増へ
エレコム<6750.T>が続落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、DXアンテナ買収効果で今期売上高は大幅増を想定。投資評価「Hold」を継続、目標株価は2380円→2500円と引き上げた。
ここ数年、ヘルスケア関連やVRなどの新商品投入やエンベデッド拡販による増収効果は乏しく、前17.3期まで3期連続で増収率は鈍化した。しかし、今18.3期は年商100億円規模のDXアンテナ買収効果で、増収率は久し振りに拡大する見込み。DXアンテナの販売チャネルや取扱商材は同社と重複しないため、さまざまなシナジー効果が期待できる上、エレコム流の管理手法を導入すれば収益面でもプラスが期待できると想定。
従って、エクイティストーリーである、厳格な収益管理体制の維持と、総合的なデジタル機器の周辺製品メーカーとしての事業領域拡大による持続的成長に、中長期の観点では変化はないとした。
エレコム<6750.T>が続落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、DXアンテナ買収効果で今期売上高は大幅増を想定。投資評価「Hold」を継続、目標株価は2380円→2500円と引き上げた。
ここ数年、ヘルスケア関連やVRなどの新商品投入やエンベデッド拡販による増収効果は乏しく、前17.3期まで3期連続で増収率は鈍化した。しかし、今18.3期は年商100億円規模のDXアンテナ買収効果で、増収率は久し振りに拡大する見込み。DXアンテナの販売チャネルや取扱商材は同社と重複しないため、さまざまなシナジー効果が期待できる上、エレコム流の管理手法を導入すれば収益面でもプラスが期待できると想定。
従って、エクイティストーリーである、厳格な収益管理体制の維持と、総合的なデジタル機器の周辺製品メーカーとしての事業領域拡大による持続的成長に、中長期の観点では変化はないとした。
★9:47 ハウス食品Ｇ－みずほが目標株価引き上げ 家庭内調理は減少傾向だが国内業績は堅調
ハウス食品グループ本社<2810.T>が4日続伸。みずほ証券では、前17.3期4Qに中国の売り上げは一時的停滞から回復していると判断。家庭内調理は減少傾向だが国内業績は堅調とみて、投資判断「中立」を継続も、目標株価は2600円→2720円と引き上げた。
前17.3期の中国の現地通貨建て売上高は、3Qに代理店政策変更で停滞したが、4Qは回復傾向を示して前期比で6.0％増となった。同社は決算説明会で、6月に中国でコスト高を背景とした値上げ（約10％）を行う計画を示した。値上げの数量面へのマイナス影響は限られるとみられるが、今後は内陸部の市場開拓の成果にも注目。
国内食品市場では家庭内調理の減少が目立つが、約1040億円（16年）のカレー類（ルウカレーおよびレトルトカレー）市場は安定傾向にあると指摘。
ハウス食品グループ本社<2810.T>が4日続伸。みずほ証券では、前17.3期4Qに中国の売り上げは一時的停滞から回復していると判断。家庭内調理は減少傾向だが国内業績は堅調とみて、投資判断「中立」を継続も、目標株価は2600円→2720円と引き上げた。
前17.3期の中国の現地通貨建て売上高は、3Qに代理店政策変更で停滞したが、4Qは回復傾向を示して前期比で6.0％増となった。同社は決算説明会で、6月に中国でコスト高を背景とした値上げ（約10％）を行う計画を示した。値上げの数量面へのマイナス影響は限られるとみられるが、今後は内陸部の市場開拓の成果にも注目。
国内食品市場では家庭内調理の減少が目立つが、約1040億円（16年）のカレー類（ルウカレーおよびレトルトカレー）市場は安定傾向にあると指摘。
★9:50 トランザクション－急騰 米国における孫会社設立に関して設立時期や商号、資本金が確定
トランザクション<7818.T>が急騰。25日に、2月に開示していた「米国における孫会社設立」に関して設立時期や商号、資本金が確定したことを発表した。
設立時期は、2月の開示時点で3月予定としていたが、5月26日で確定した。なお、商号はVape. Shop USA Corp.で、資本金は5万米ドルとなっている。孫会社は、「VAPE（電子タバコ）」先進国である米国の市場調査および調達ルートの拡大を主たる目的としている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
トランザクション<7818.T>が急騰。25日に、2月に開示していた「米国における孫会社設立」に関して設立時期や商号、資本金が確定したことを発表した。
設立時期は、2月の開示時点で3月予定としていたが、5月26日で確定した。なお、商号はVape. Shop USA Corp.で、資本金は5万米ドルとなっている。孫会社は、「VAPE（電子タバコ）」先進国である米国の市場調査および調達ルートの拡大を主たる目的としている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★9:51 塩野義製薬－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ HIV薬特許料拡大から利益成長は続く
塩野義製薬<4507.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、HIV薬特許料拡大から利益成長は続くが、国内事業に課題が残るとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は5800円→6400円と引き上げた。
中期業績予想の見直しに伴い、目標株価を引き上げ。想定される投資リターンはセクター平均並みととらえ、投資評価「2」を継続。現在、米国事業は婦人科領域を撤退し、疼痛領域、将来的には感染症領域に特化した事業への転換を図る。導出先ViiV Healthcare社から得られるHIV治療薬（テビケイ、トリーメク）に関連した特許料収入や受取配当金の拡大から、21.3期までは利益成長が続く見込み。22.3期は、18.3期～21.3期まで安定的に得られてきた（年間220億円）クレストール特許料収入の減少から、利益が一時的に踊り場になると想定。
塩野義製薬<4507.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、HIV薬特許料拡大から利益成長は続くが、国内事業に課題が残るとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は5800円→6400円と引き上げた。
中期業績予想の見直しに伴い、目標株価を引き上げ。想定される投資リターンはセクター平均並みととらえ、投資評価「2」を継続。現在、米国事業は婦人科領域を撤退し、疼痛領域、将来的には感染症領域に特化した事業への転換を図る。導出先ViiV Healthcare社から得られるHIV治療薬（テビケイ、トリーメク）に関連した特許料収入や受取配当金の拡大から、21.3期までは利益成長が続く見込み。22.3期は、18.3期～21.3期まで安定的に得られてきた（年間220億円）クレストール特許料収入の減少から、利益が一時的に踊り場になると想定。
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