前場コメント No.14 データセクション、JAL、日本ユニシス、大塚商会、日東電工など

2017/05/26(金) 11:30
★10:50  データセクション-続落 AIによるアイドルtwitter投稿代行サービス開始へ 実証実験を実施
 データセクション<3905.T>が続落。同社は26日10時25分に、博報堂DYホールディングス<2433.T>傘下のHAKUHODO THE DAY(東京都港区)とニューピース(東京都渋谷区)が企画し、データセクションとビットエー(東京都港区)が開発協力を行う形で、AIによるアイドルtwitterアカウント投稿代行サービスを開始し、第一段階となる実証実験を実施したと発表した。
 若手アイドルグループ「PREDIANNA(プレディアナ)」のメンバー 侑杏(ゆあ)のTwitterアカウントにて、5月18日~5月31日までの期間、本人ではなくAIによる投稿の代行が行われているという。このプロジェクトにおけるAI開発および文章作成部分はデータセクショとビットエーによる「AI記者」エンジンを利用している。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★10:54  JAL-底堅い 9月以降国際線を改廃 豪州や米ハワイで就航地点拡大
 日本航空<9201.T>が底堅い。26日付の日経新聞朝刊で、同社が9月以降に国際線を改廃すると報じられた。
 オーストラリアや米ハワイで就航地点を増やす一方で、テロなどの影響で伸び悩む成田―パリ線やソウル線は運休を検討するという。2010年の経営破綻後に公的支援を受けた同社は路線開設を制限され、大型機の処分など収益改善に徹してきた。17年4月に制限がなくなり、国際線の大幅な組み替えで成長戦略を加速するもよう。

★10:55  日本ユニシス-SMBC日興が目標株価引き上げ 受注残高は多くないが事業環境は良好
 日本ユニシス<8056.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、受注残高は多くないが事業環境は良好と判断。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は1700円→1900円と引き上げた。
 今18.3期も同社の事業と業績は順調に推移すると予想されること、株式市場では日本のITサービス需要が成長する見通しが浸透し、セクター全体の株価評価が高まりやすくなっている傾向などを考慮し、目標株価を増額。
 サービス型事業では、主にコンビニ(ローソンなど)での販売を伸ばした決済ギフトカード事業(バリューカード事業)は拡大が緩やかになり、今後は中国系決済サービスや、銀行向けのソリューション/フィンテックなど、さまざまなサービスを立ち上げる方針。ただ、全体としてはまだ種まき段階にあり、来19.3期以降に貢献するサービスの立ち上げに期待。

★10:57  大塚商会-SMBC日興が目標株価引き上げ 再び内容の改善を伴った売上成長へ
 大塚商会<4768.T>が反発。SMBC日興証券では、再び内容の改善を伴った売上成長を想定。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を6800円→7700円と引き上げた。
 15.12期から前16.12期は、同社が取り扱うハードウェア製品は需要サイクルの谷間で低調であり、同社は構成を悪化させて売上高を維持していたため、利益率がやや低下し、業績が不安定になる傾向であった。しかし、(1)2018年頃から始まる新しい需要サイクルに向けて、自社製ソフトウェアや複合機を用いたソリューションなど、需要構成が改善してきていること、(2)日本企業では中堅・中小企業も含めて、働き方改革やIoTなどを背景に、経営者がIT投資に前向きになっていると考えられることから、付加価値を取りやすい需要が再び拡大する傾向に入ったと判断。それらが確認されるにつれ、同社への成長期待が高まると予想。

★11:03  日東電工-底堅い 高機能フィルム素材を増産
 日東電工<6988.T>が底堅い。26日付の日経新聞朝刊で、同社が車載コンピューターや半導体工場向けに需要が伸びている高機能フィルム素材を増産すると報じられた。
 埼玉県の工場に20億~30億円を投じて生産能力を増強し、3年後をメドに事業規模を5割増やすという。IoTの広がりが需要拡大の追い風になるとみて供給体制を整えるとされる。今後の業績への貢献が期待され、株価は底堅く推移している。


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