後場コメント No.5 大和ハウス、デンソー、ノムラシステム、タケエイ、ALSOKなど

2017/05/26(金) 15:00
★13:15  大和ハウス-大和が目標株価引き上げ 今後は海外事業が新たな成長ドライバーへ
 大和ハウス<1925.T>がもみ合い。大和証券では、今後は海外事業が新たな成長ドライバーになると想定。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は3600円→4200円と引き上げた。
 大和では今18.3期営業利益を3300億円(前期比+12%、会社計画比+100億円)と予想。従来予想比で+300億円の修正。上方修正の主な要因は、開発物件の売却益を363億円(従来予想比+183億円)と見込むことと、海外事業を含むその他セグメントの営業利益を37億円増額修正したことが大きい。
 来19.3期営業利益は3420億円(前期比+4%)とさらなる成長を想定。これまで同社の業績をけん引してきたのは賃貸住宅、商業施設、事業施設の3事業。注目すべきは、今後「その他」セグメントが新たに増益ドライバーとして加わる見通しであること。要因は、海外事業の成長とした。

★13:17  デンソー-続落 開発中のドローンデモ飛行を公開 インフラ点検で官公需狙う
 デンソー<6902.T>が続落。26日付の日経産業新聞で、同社が開発中のドローンのデモ飛行を公開したと報じられた。
 日本各地にある橋梁が老朽化していないか、搭載カメラでチェックするシステムの実用化を進めているという。非自動車分野を収益源とする一環で始めた同事業は、インフラ点検という官公需が照準とされる。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★13:20  ノムラシステム-大幅反発 みずほでは「人事分野のプライム受注増で2ケタ利益成長続く」
 ノムラシステムコーポレーション<3940.T>が大幅反発。みずほ証券では、投資判断、目標株価は未付与ながら「人事分野のプライム受注増で2ケタ利益成長続く」との見方を示すレポートを公表しており、買い材料視されているもよう。
 みずほでは、今17.12期は上期までの順調な見通しに加えて、準プライム案件が順調に進ちょくしていることに伴い、上流工程を担当するファンクションコンサルタントに下期以降余裕が出ると考えられることから、会社計画は保守的と判断。売上高25億7000万円(前期比5%増)、営業利益3億5900万円(同14%増)と上振れする可能性が高いと予想。続く来18.12期についても、同6%増収、同12%営業増益と2ケタ営業増益が続くとの見方を示した。

★13:25  タケエイ-いちよしがフェアバリュー引き上げ 遅れていた業績拡大が本格化の兆し
 タケエイ<2151.T>が3日続伸。いちよし経済研究所では、遅れていた業績拡大が本格化の兆しとコメント。レーティング「A」を継続、フェアバリューは1300円→1400円と引き上げた。
 前17.3期業績は、大型商業施設の開業に伴う特需やスクラップ市況回復を背景とする子会社・富士車輛での期末売上拡大などが寄与して、10月に下方修正した計画に対して利益が若干上回った。前17.3期末には遅れていた都心の大型建築工事について、大手ゼネコンによる受注を確認。
 今18.3期、来19.3期は大型開業予定がいまだ少ないが、大型現場の着工が相次ぎ、ようやく業績の本格拡大が予想される。大型現場の着工状況を勘案して来19.3期の増益率をなだらかに見直しも、20.3期以降のピーク時の利益予想を引き上げるとした。

★13:28  ALSOK-5日ぶり反落  自律走行型案内・警備ロボの機能拡充
 綜合警備保障<2331.T>が5日ぶり反落。26日付の日刊工業新聞で、同社が自律走行する案内・警備ロボット「リボーグX」の機能を高めると報じられた。
 音声対話と多言語対応機能を盛り込んで使い勝手を良くするほか、ゼンリンデータコム(東京都港区)と連携し建物や施設周辺をより詳細に行えるようにするという。ゲームなどの機能も取り入れ「より働くロボット」にして一層の普及を狙うとされる。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。


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