前場コメント No.9 ザッパラス、NTN、U-NEXT、新日鉄住金、JFEHDなど

2017/06/23(金) 11:30
★9:41  日立製作所-SMBC日興が目標株価引き上げ 本業順調拡大の公算が大きい
 日立製作所<6501.T>が反発。SMBC日興証券では、本業順調拡大の公算が大きいと判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を810円→1020円と引き上げた。
 投資評価「1」継続の理由として、前17.3期通期決算は堅調な事業環境や構造改革の進ちょくもあり計画比上振れとなったが、今18.3期業績も継続事業ベースで15%営業増益を見込む会社計画をやや上回る可能性が高いなど、ファンダメンタルズ面で産業エレクトロニクスセクター内において優位性が高いと判断。火力発電の合弁企業(MHPS)関連で、南アフリカの大口ボイラー案件で三菱重工業と係争となっている事案に関しても、現地工事は進ちょくしつつあり、さらなる悪化リスクが低下していると推定されることもプラスと考えるとした。

★9:42  ザッパラス-反発 7月に表参道ヒルズで「占いフェス」開催
 ザッパラス<3770.T>が反発。同社は6月22日の大引け後に、7月7日~9日の3日間、表参道ヒルズ(東京都渋谷区)において「占いフェス2017 SUMMER」を開催すると発表した。テーマは「ユメミル タナバタ」。会場全体が天の川や星空など七夕イメージに包まれ、有名占い師に直接占ってもらえるコーナーや占いフェスオリジナルのアトラクションも楽しめるようにする。

★9:43  NTN-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 自動車向け需要の先行きは不透明
 NTN<6472.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、産業機械向け需要は堅調だが、自動車向け需要の先行きは不透明と判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は460円→440円と引き下げた。
 産業機械向け需要は従来想定よりも堅調だが、自動車向け需要の先行きが不透明で、当面為替変動以外の株価変動要因に乏しいと判断。今18.3期営業利益予想は微修正にとどめるとした。事業別では、自動車事業を下方修正するが、産業機械、補修事業は上方修正。自動車事業は米国新車販売低調を織り込み、下方修正。米国新車販売は、同社の米州での売上高構成比が上位のFord、ホンダなどを含めて低調で、市場全体は17年1月以降、5カ月連続で前年同月比マイナス。今後も同様の傾向が続くと予想。一方、主要新車販売市場の中国は、売上高構成比が上位のホンダや日産自動車の販売は今のところ堅調だが、市場全体は鈍化の兆しがあり、日系メーカーに波及するリスクには留意したいとした。

★9:46  U-NEXT-3日続落 ニチガスと問い合わせ自動応答サービスを開始
 U-NEXT<9418.T>が3日続落。23日付の日経新聞朝刊で、同社が日本瓦斯<8174.T>と、顧客の問い合わせに自動応答するサービスを始めると報じられた。
 人工知能(AI)を活用し、電話で寄せられた問い合わせや修理依頼などに無人で対応するという。年内にもニチガスのLPガスの顧客向けにサービスを始めるとされる。共同出資会社の設立も検討し、他社にシステムを売り込むもよう。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★9:55  新日鉄住金とJFEHD-ジェフリーズが「UP」へ引き下げ 「今回も変わらず、減益」
 新日鉄住金<5401.T>は4日ぶり反落、JFEホールディングス<5411.T>は反落。ジェフリーズ証券では、2社の投資判断を「HOLD」→「UNDERPERFORM」と引き下げた。目標株価は、新日鉄住金では2400円→2050円、JFEでは1750円→1500円と引き下げた。「今回も変わらず、減益」とコメント。
 コンセンサスでは2ケタ利益成長を予想とされているが、ジェフリーズでは来19.3期の減収/減益を予想。中期サイクルの鉄鋼スプレッドおよび固定資産投資の減速/過去最高水準の鉄鋼生産を背景とする中国の下振れリスクに基づいているとした。
 鉄鋼業界では、売上高の伸びと経常利益との間に非常に高い相関関係がある。すなわち、平均販売価格が急落している時にマージンを確保するよりも、価格/量が上昇している時にマージンを拡大する方が容易である。そのような状況でのマージンの確保は不可能ではないとは言え、一時的に利益が好調であっても、短期的なものに過ぎないと考えるとした。


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