前場コメント No.11 DeNA、フィックスターズ、千代田化工建設、キーエンス、ライトオンなど

2017/06/23(金) 11:30
★10:14  DeNA-続伸 AIを活用したタクシー配車アプリの実用実験を今夏に開始
 ディー・エヌ・エー<2432.T>が続伸。同社は6月23日10時ごろ、開発を進めているタクシー配車アプリのテスト配信(iOS端末向けのみ)を今夏に開始し、横浜市と神奈川県タクシー協会の協力のもと、横浜市の限定エリアを対象とした約2カ月間にわたる実用実験の実施を決定したと発表した。
 このタクシー配車アプリは対応する乗務員専用端末とセットで、タクシーの配車がスムーズに行われるサービスとして提供するもの。乗客はアプリで予想到着時間を事前に確認した上で指定の場所へタクシーの配車依頼を行うことが可能で、周辺を走行中のタクシーが可視化されて表示されるため、空車走行中のタクシーを簡単に確認することができる。その上、迎車地点で乗客と乗務員が効率よく出会えるよう、互いの現在地を確認できる機能や定型メッセージを送り合える機能といった特徴的なシステムも実装するとした。

★10:14  フィックスターズ-プラス転換 スーパーコンピューター「京」Graph500で5期連続第1位
 フィックスターズ<3687.T>がプラス転換。23日10時に、同社と九州大学、東京工業大学、理化学研究所、スペインのバルセロナ・スーパーコンピュティング・センター、富士通<6702.T>による国際研究グループは、最新のビッグデータ処理(大規模グラフ解析)に関するスーパーコンピューターの国際的な性能ランキングであるGraph500において、スーパーコンピューター「京」による解析結果で、2016年11月に続き5期連続で第1位を獲得したと発表した。
 今回のランキング結果により、現在でもビッグデータ解析に関して世界トップクラスの極めて高い能力を有することが実証されたという。今後は、この成果の広範な普及のため、プログラムをオープンソース化し、大規模高性能グラフ処理のグローバルスタンダードを確立していく予定としている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:17  千代田化工建設-反発 浮体式の液化天然ガス発電に参入
 千代田化工建設<6366.T>が反発。23日付の日刊工業新聞で、同社が浮体式の液化天然ガス(LNG)発電分野に参入すると報じられた。
 中古のLNG船に発電設備を備えた「フローティング・LNG・パワープラント」を開発し、アメリカ船級協会から概念承認(AIP)を取得したという。島しょ部をはじめとする遠隔地に、LNG発電設備を設ける案件の受注を目指すとされる。今後の業績拡大への期待から、買いが入っている。

★10:23  キーエンス-SMBC日興が目標株価引き上げ 株価にはまだ上昇余地がある
 キーエンス<6861.T>が反発。SMBC日興証券では、高い成長性が継続すれば、株価にはまだ上昇余地があると判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を60000円→70000円と引き上げた。
 為替前提を1ドル=110円(従来115円)、1ユーロ=120円(120円)に変更。為替感応度は営業利益に対して対ドル1円の変動で5億円、対ユーロ1円の変動で3億円、その他通貨で3億~5億円。国内で生産して輸出しているため、海外売上高増に比例し、影響額は今後も増加することが予想される。
 足元の産業機器向けアナログ半導体やコネクターの販売動向からして、現在のFA機器の需要を引っ張っているのは、スマートフォンではなく幅広い業界における自動化投資であり、すそ野は広い。構造的変化が高成長の背景であり、スマホ減速や自動車生産の鈍化による投資削減は現時点では考えにくいとした。

★10:24  ライトオン-5日続落 6月度既存店16%減収 7カ月連続で前年実績下回る
 ライトオン<7445.T>が5日続落。同社は22日、6月度(5月21日~6月20日)の既存店売上高は前年同月比16.3%減、全店は同12.9%減だったと発表した。既存店・全店売上高ともに7カ月連続で前年実績を下回った。既存店客数は16.7%減となったが、既存店客単価は0.5%上昇した。
 6月度は、例年に比べ気温が低い日が多く、プリントTシャツなど夏物の販売が苦戦した。また、前年に比べ休日が1日少なかったことも響いた。


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