後場コメント No.1 中外製薬、トランザクション、ブロードリーフ、宇部興産、クリーク&リバーなど

2017/07/20(木) 15:01
★12:30  中外製薬-みずほが「中立」へ引き上げ アレセンサとエミシズマブの売上高を増額
 中外製薬<4519.T>が続伸。みずほ証券では、アレセンサ、エミシズマブの売上高を増額。投資判断を「アンダーパフォーム」→「中立」、目標株価を3380円→4600円と引き上げた。
 同社創製品アレセンサ(ALK変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC))およびエミシズマブ(血友病A)の売上高を増額し、来18.12期以降のみずほ予想を増額修正。Rocheの売上高予想コンセンサス上昇によるもの。両剤ともに良好なフェーズ3試験の学会発表が要因と推測される。特にRocheグループにおけるエミシズマブのピーク年商は3000億円を超えると予想。

★12:31  トランザクション-後場上げ幅拡大 ドッグウェアで「ARNOLD PALMER」とライセンス契約
 トランザクション<7818.T>が後場上げ幅拡大。同社は20日前引け後、連結子会社であるトランスが、ARNOLD PALMER ENTERPRISES(米国オハイオ州)とライセンス契約を締結し、人気ブランド「ARNOLD PALMER(アーノルドパーマー)」でのドッグウェアの販売を開始すると発表した。
 同ライセンス契約の締結は、トランスが培ってきたドッグウェアに関するノウハウと、「ARNOLD PALMER」が持つデザイン性をドッグウェアに取り入れることで、幅広いターゲットに対して新しいドッグウェアを発信するものだという。

★12:31  ブロードリーフ-買い気配 上期営業益を上方修正 継続的なコストコントロールで
 ブロードリーフ<3673.T>が買い気配。同社は20日11時30分に、17.12期上期(1-6月)の連結営業利益予想を従来の6.0億円から9.1億円(前年同期比36.9%減)に引き上げると発表した。
 売上収益はシステム販売分野において当初計画を若干下回ったものの、コストコントロールを継続的に行ったことにより、利益面においては計画を上回る見込みとなったとしている。

★12:35  宇部興産-みずほが目標株価引き上げ 豊富な知財を有効活用する事業構造は合理的と評価
 宇部興産<4208.T>が4日ぶり反発。みずほ証券では、高度の産業集積とニッチ領域における豊富な知財を有効活用する事業構造は合理的と評価。投資判断「買い」を継続、目標株価を340円→350円と引き上げた。
 セメントの交易条件悪化などを想定するものの、定修差やリチウムイオン二次電池(LiB)用部材拡大により、今18.3期営業利益は対前17.3期比80億円(23%)増の430億円まで回復と予想。今18.3期1Q営業利益は対前17.3期1Q比4.7倍の75億円まで拡大と予想し、今18.3期上期営業利益は会社予想を10億円上回る180億円に達すると予想。
 今後5年程度の期間では、化学部門の拡大が全社収益をけん引する見通し。ε-カプロラクタム(CPL)の自消比率向上や車載用途を中心としたLiB用部材の拡大に伴い、来19.3期および20.3期営業利益は対前年度比各々30億円(7%)および20億円(4%)増の各々460億円および480億円まで拡大と予想。

★12:36  クリーク&リバーー上げ幅拡大 IoT/AI事業を推進する東芝デジタルソリューションと協業へ
 クリーク・アンド・リバー社<4763.T>が上げ幅拡大。同社は20日11時に、東芝<6502.T>傘下の東芝デジタルソリューションと、東芝コミュニケーションAI「RECAIUS」を活用した製品やサービスについて、共同で事業を企画・推進する戦略的な協業関係を構築することに合意したと発表した。
 最初の取り組みとしては、「RECAIUS」の音声合成技術を活用した「声」のプラットフォーム「コエステーション」をゲームや電子書籍、アニメーションやTVなどのエンターテインメント分野で幅広く活用してもらえるように、同社の声優やタレントなどの声を収集し、3000社以上のメディア関連などのクライアント企業での活用を働きかけていくとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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