後場コメント No.4 デジタルガレージ、日立、ANAP、大塚HD、フィードワンなど

2017/07/20(木) 15:01
★13:21  デジタルガレージ-上げ幅拡大 東急ハンズが新POSシステムを提供開始
 デジタルガレージ<4819.T>が上げ幅拡大。同社は7月20日13時に、子会社で決済事業を手がけるベリトランス(東京都渋谷区)が、東急ハンズ(東京都新宿区)の子会社で小売業特化型ITソリューション事業を手がけるハンズラボ(東京都新宿区)と、東急ハンズでクレジットカード情報の非保持化とICカードに対応したPOSシステムの提供を開始すると発表した。
 東急ハンズの一部店舗で従来運用しているiPad POSシステムにICクレジットカード決済機能を追加し、さらにクレジットカード情報を東急ハンズのシステムを通過も保持もせずに精算が完了するシステムを開発することで、「クレジットカード情報の非保持化」を図る。新POSシステムは大宮店など4店舗で順次利用を開始し、2018年度内には各店舗での導入を目指す。

★13:37  日立製作所ー反発 迅速な特許戦略立案を支援する特許分析サービスをトヨタに提供
 日立製作所<6501.T>が反発。同社は20日に、ニッセイコム(東京都品川区)の協力のもと、トヨタ自動車<7203.T>向けに、日立の特許情報提供サービス「Shareresearch」の分析オプションを8月21日から本格的に提供開始すると発表した。
 今回提供を開始したサービスにより、特許データの検索・閲覧機能だけでなく、集計・分析、可視化・共有といった一連の分析作業を支援する機能も提供できるため、他のソフトウェアを併用することなく、特許分析に要する業務手順の標準化が可能という。
 また、機械学習技術を用いたユーザー独自基準での自動分類が可能な機能を搭載しているため、安全性や性能に関連するトヨタ独自の観点で特許データを分類する際にも、分類作業時間を大幅に削減でき、作業効率を向上するとしている。

★13:38  ANAP-後場急伸 AI・自然言語処理技術を活用したEC・マーケティング技術を開発へ
 ANAP<3189.T>が後場急伸。同社は7月20日13時30分に、全額出資子会社としてATLAB(東京都渋谷区、予定)を9月に設立すると発表した。また、同子会社において、AI受託開発のGAUSS(東京都渋谷区)と、AI・自然言語処理技術を活用したEC・マーケティング技術の共同開発を行う。
 「ANAPオンラインショップ」開設以来15年間で、10代~20代の女性を中心にした膨大な顧客属性ごとの購買データ、カテゴリー別の洋服・小物の販売データ、ティーンエイジャー独自の口語による膨大な検索履歴を蓄積してきた。最先端のEC・マーケティング技術開発のノウハウの強みを活かし、一般消費者向けのAI・自然言語処理技術の開発実績と実行力に強みを持つGAUSSと共同開発を行うことが最も効果的と判断。

★13:45  大塚HD-続伸 R&Iが格付けの方向性を「ネガティブ」→「安定的」に
 大塚ホールディングス<4578.T>が続伸。格付投資情報センター(R&I)は7月19日、同社の発行体格付け「AA-」を維持し、格付けの方向性を「ネガティブ」→「安定的」に変更すると発表した。
 医療関連や食品関連の事業を展開する大塚グループの持ち株会社。事業子会社への支配力は強く、格付けはグループの信用力を反映。世界的な抗精神病薬「エビリファイ」が特許切れを迎え、収益の急減に見舞われていたが、競争力のある新薬群によって製品ポートフォリオの再構築が進んでいる。収益力は格付に比べて十分ではないものの、今後も新薬の成長が寄与しそう。有力製品を多数抱えるニュートラシューティカルズ(NC)関連事業なども堅調。以上から、方向性を安定的に戻したとしている。

★13:46  フィードワン-底堅い ベトナム工場の生産能力5割引き上げ
 フィード・ワン<2060.T>が底堅い。20付けの日経産業新聞で、同社が9月をめどに、ベトナム工場の生産能力を5割引き上げると報じられた。
 豚や鶏用の飼料を増産するという。同国では自ら作った自家飼料を使う蓄産農家が多かったが、使いやすい配合飼料の利用が増えているとされる。人口増などで東南アジアでの需要拡大が見込まれるなか、域内有数の蓄産国であるベトナムでの販売を伸ばすもよう。今後の収益の伸びへの期待から、株価は底堅く推移している。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.66 +0.35
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ