後場コメント No.5 シナネンHD、アルインコ、神栄、加賀電子、ダイキン工業など

2017/07/20(木) 15:01
★13:48  GMOー後場下げ幅縮小 「GMOブロックチェーン オープンソース提供プロジェクト」開始
 GMOインターネット<9449.T>が後場下げ幅縮小。同社は20日13時30分ごろに、ブロックチェーンを利用したプログラムをオープンソースとして公開する「GMOブロックチェーン オープンソース提供プロジェクト」を立ち上げ、その取り組みの第1弾として、7月20日より「医療機関カルテ共有システム」のオープンソースの提供を開始したと発表した。
 「医療機関カルテ共有システム」は、これまで病院や薬局ごとに分散していた患者(ユーザー)の電子カルテや処方箋データなどの情報について、ユーザーが自らの意志で、医療機関に情報の閲覧・書き込み権限を与えることができるシステムという。
 このシステムが実現すれば、必要なタイミングで医療情報が共有可能となるため、ユーザーに権限を与えられた病院の医師は、病院内の端末からユーザー本人の過去の病歴やアレルギー、服用している薬などを的確に把握でき、診療に役立てることができるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★14:00  シナネンHD-反発 抗菌剤・消臭剤事業を拡大 19年度売上高5割増見込む
 シナネンホールディングス<8132.T>が反発。20付けの日刊工業新聞で、同社が抗菌剤、消臭剤事業を拡大すると報じられた。
 衛生意識が高まるアジアでの営業を強化するほか、加工する素材に適した製品をそろえ、取引先への訴求を強めるという。2019年度に売上高で16年度比5割増を見込むとされる。本業の石油販売などエネルギー事業が国内では需要が頭打ちになるなか、非エネルギー事業の育成を急ぐもよう。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。

★14:09  アルインコ-8日続伸 1Qは16%営業増益 新型足場「アルバトロス」など好調
 アルインコ<5933.T>が8日続伸。同社は20日14時、18.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が6.5億円(前年同期比15.6%増)だったと発表した。
 建設機材関連事業で、社会インフラの改修整備や耐震・リフォーム工事などの堅調な需要を背景とした意欲的なレンタル会社の投資姿勢により、新型足場「アルバトロス」やアルミ作業台などの販売が好調に推移した。

★14:13  神栄ー後場マイナス転換 子会社の神栄(上海)において不正な取引行為が判明
 神栄<3004.T>が後場マイナス転換。同社は20日14時に、子会社である神栄(上海)において、不正な取引行為が判明したと発表した。
 神栄(上海)において、2015年以降、取引拡大中であった取引先との間に発生した滞留債権を隠ぺいするため、同取引先およびその関連先と繰り返し実体の伴わない仕入れおよび売り上げを架空計上するという不正な取引行為が行われたという。
現時点までに調査では、16.3期および17.3期の2年間において、売上高約6億円、売上原価約5億8000万円、売上総利益2000万円の架空計上があったと推定されるとしている。また、不正に関与したとみられる同社グループの2017年6月末時点の債権額は約3億3000万円、当該取引先から仕入れた在庫は約5000万円となっており、債権の回収可能性、在庫の実在性の有無など精査しているとした。

★14:25  加賀電子-3日続伸 ゲーム・動画事業のギークスに資本参加 増資を引き受け
 加賀電子<8154.T>が3日続伸。同社は7月20日11時に、IT人材事業、ゲーム事業、動画事業、インターネット事業を展開するギークス(東京都渋谷区)の第三者割当増資を引き受け、このほど資本参加したと発表した。
 エレクトロニクスとアミューズメント業界で培ったノウハウを活かして業容拡大を図るに当たり、ギークスの持つ各種のコンテンツ力、IT技術力をかけあわせ、アミューズメント、インターネット、VR、メディアECなどの分野で新たなビジネスを創出するとした。

★14:33  ダイキン-反発 JCRが格付けの見通しを「ポジティブ」に 財務構成の改善が続く
 ダイキン工業<6367.T>が3日ぶり反発。日本格付研究所(JCR)は7月19日、同社の長期発行体格付け「AA-」を維持し、格付けの見通しを「安定的」→「ポジティブ」に変更すると発表した。
 業績は過去最高水準。収益の大半を空調・冷凍機事業が占める構造に変わりはないが、事業基盤は世界各地域に広がっているうえ、それぞれの地域での販売網構築や新製品投入が奏功している。北米空調事業の寄与が増すと、現在強化が進んでいる収益力が一段と高まると考えられる。設備投資は拡大基調にあるものの、今後も収益の拡大によりリスクバッファーとなる資本の蓄積が進み、財務構成の改善が続くと予想。

★14:34  児玉化学-後場急伸 トヨタの新型「カムリ」に三次元加飾工法による内装部品が採用
 児玉化学工業<4222.T>が後場急伸。同社は7月20日、トヨタ自動車の新型「カムリ」に、三次元加飾工法によりタイガーアイ模様フィルムで加飾された内装部品(センターコンソール)が採用されたと発表した。7月より本格的に量産を開始したとしている。


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