後場コメント No.5 ダイセル、物語コーポ、ワタミ、ネクソン、アクリーティブなど

2017/08/21(月) 15:00
★13:48  ダイセル-反発 車向けの金属代替部品で製造コスト最大6割抑える新製法提案へ
 ダイセル<4202.T>が反発。21日付の日経産業新聞で、同社傘下のダイセル・エボニックが自動車向けの金属代替部品で、従来より製造コストを最大6割抑える新製法を日本の自動車メーカーや部品メーカーに提案すると報じられた。
 記事によれば、硬質の発泡樹脂と炭素繊維を組み合わせた部材で、従来の製法と比べ大幅に自動化する。バンパー部材などでの需要を見込んでおり、2020年代前半の採用を目指すとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★13:52  物語コーポレーション-いちよしが「B」へ引き下げ 株価上昇等によって
 物語コーポレーション<3097.T>が8日ぶり反落。いちよし経済研究所では、株価上昇等により、レーティングを「A」→「B」と引き下げた。今18.6期以降の税率を見直し、フェアバリューは6800円→7000円と引き上げた。
 株式分割を考慮した修正1株当たり配当金は08.6期の13.3円から10期連続して増配を続けており、今18.6期の1株当たり配当金80円を予想。また、前17.6期営業利益はいちよし予想(28億円)を下回ったものの、12期連続して営業増益を確保。主力の焼肉業態「焼肉きんぐ」は、メニューの見直し効果もあり、既存店売上高伸長率は17年3月から前年同月比プラスで推移。テーブルバイキングの同業他社は多いが、品質とサービスで差別化ができているとみられるとした。

★13:56  ワタミ-大幅続伸 いちよしでは「18.3期営業利益は収益急回復で会社計画を上回る」
 ワタミ<7522.T>が大幅に5日続伸。いちよし経済研究所では、レーティング、フェアバリューは未付与ながら「18.3期営業利益は外食事業の収益急回復により、会社計画を上回ると予想」と題したレポートを公表している。
 会社計画の今18.3期国内外食事業の既存店売上高伸長率は前期比0.7%増であるが、足もと既存店売上高伸長率はこれを上回って推移している。いちよしでは今後も業態変更による売上増効果、「和民」「わたみん家」の既存店売上高の回復を考慮して、今18.3期の国内外食事業のセグメント利益を12.5億円と予想(前年同期は2.21億円の営業損失)。宅食事業は広告宣伝費負担増を考慮して前期比10.6%減の22億円と予想するとしたが、外食事業の回復を見込んでいるため、今18.3期業績見通しは会社計画に対して強気でみているとした。

★14:06  ネクソン-ドイツ証が目標株価引き上げ 「アラド戦記」~戦士がやってくる
 ネクソン<3659.T>が反発。ドイツ証券では、「アラド戦記」が2018年の携帯ゲームで次のヒット作になる可能性があると注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2900円→3100円と引き上げた。
 (1)アクション型RPGゲームが中国で商業的に成功を収めている証左がみられる、(2)「アラド戦記」モバイル版のクローズドベータテストが進展して、しだいに市販化に近づいていることを踏まえ、ドイツ証では「アラド戦記」が2018年上期にリリースされるとの見方を強めているとコメント。強気、基本、弱気の各シナリオの確率に基づいて加重平均したバリュエーションでは18%の上値余地が示唆されるが、強気シナリオでは最低でもさらに42%の上値余地があることになると指摘した。

★14:09  アクリーティブ-後場下げ幅縮小 三重銀行と顧客紹介に係るビジネスマッチング契約締結
 アクリーティブ<8423.T>が後場下げ幅縮小。同社は21日14時に、子会社であるアクリーティブ・メディカルサービスが、三重銀行<8374.T>と医療機関など向け債権買い取りサービス「FPSメディカル」の提供を目的に顧客紹介に係るビジネスマッチング契約を締結したと発表した。
 三重銀行の取引先のうち、医療機関および介護事業者などの紹介を受けて診療報酬等債権の買い取りサービス「FPSメディカル」を提供するとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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