後場コメント No.4 グリー、オークネット、SUMCO、CTC、NTTデータなど

2017/09/22(金) 15:00
★13:58  グリー-続落 子会社のリミアがリノベーション事業などを展開する夏水組と業務提携
 グリー<3632.T>が続落。同社は22日に、子会社で住まい・暮らしの国内最大級メディア「LIMIA(リミア)」を運営するリミア(東京都港区)が、空間デザインを中心としたリノベーション事業やコンサルティング事業を展開する夏水組(東京都杉並区)と業務提携したと発表した。
 今回の業務提携により、夏水組がプロデュースするインテリアマテリアルショップ「Decor Tokyo(デコールトーキョー)」と「LIMIA」は、おすすめのインテリア商品やインテリアトレンド情報などをオフラインとオンラインの双方で発信していくとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★14:08  オークネット-5日ぶり反発 シンガポールのMoneyMaxと新会社設立
 オークネット<3964.T>が5日ぶり反発。同社は22日に、シンガポールブランド品の質店大手のMoneyMax(シンガポール)と、合弁会社「SG e-Auction」(シンガポール)の設立に向けて合意したと発表した。
 MoneyMaxが持つシンガポールを中心としたASEANにおける流通ノウハウとブランド力、また、オークネットのブランド事業で培った「情報流通ノウハウ」、これら両社の強みを活かした合弁会社「SG e-Auction」は、シンガポールをハブとした、全く新しいB2B中古ブランド品オンライン・マーケットを構築する事を目指すとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★14:10  初値決定-PKSHAは2.3倍の5480円
 東京証券取引所のマザーズ市場にきょう新規上場したPKSHA Technology<3993.T>に初値が付いた。公開価格2400円の2.28倍となる5480円だった。初値出来高は115万4000株で、売買代金は約63.2億円。親引けを差し引いた公開株式数に対する売却率は57.6%だった。

★14:11  SUMCO-BofAMLが目標株価引き上げ ピークサイクルはまだ先
 SUMCO<3436.T>が6日続伸。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BofAML)では、ピークサイクルはまだ先で、株価上昇余地は大きいと判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を2600円→2800円と引き上げた。
 来18.12期の通常の税金考慮後の予想EPSを増額(134.7→148.7円)し、前回同様にPER19倍を乗じて目標株価を算出。これは2006~2007年のシリコンウエハー価格上昇期のレンジ中間値に近い水準。
 「買い」の投資論点は、シリコンウエハーの価格大幅上昇によるコンセンサスを大幅に超過する業績、競争の緩和による中長期的に良好な業界環境への変化を予想すること。現在株価に基づく来18.12期PERは11倍にとどまり、サイクルのピークアウトを想定し、19年以降の能力増強の悪影響による成長減速を織り込んでいると見られる。だが、想定以上の需要増、慎重な各社の能力増強のスタンスから、この懸念は過度と判断。

★14:20  CTC-小高い パナソニックなどと農作物輸出拡大へ栽培作付手法確立の実証実験開始
 伊藤忠テクノソリューションズ<4739.T>が小高い。22日に、パナソニック<6752.T>は、CTC、野菜プラネット、横江ファーム、開発営農組合、JAおうみ冨士とコンソーシアムを組み、農作物の輸出拡大に向けた栽培作付手法確立の実証実験を開始したと発表した。
 パナソニックは、2016年12月よりサービスを開始している双方向クラウド型農業管理システム「栽培ナビ」に、CTCが開発する海外を中心とした残留農薬データベースを連携することで、輸出を希望する農業法人や農業者に対し、対象国向けの残留農薬情報の提供と栽培手法確立のサポートを行うという。 
 今回の実証実験は、2020年3月までの期間中、このシステムを活用し、横江ファームと開発営農組合が栽培を、JAおうみ冨士が栽培の指導などサポートを行う。これにより、ICTを活用した輸出向け農作物の栽培作付手法確立と農業経営の安定性や効率性の検証を実施するとしている。

★14:32  NTTデータ-続伸 「WinActor」をサーバー上で管理・統制するロボットを提供開始
 NTTデータ<9613.T>が続伸。同社は9月21日の大引け後に、Robotics Process Automation(RPA)ソリューション「WinActor(ウィンアクター)」をサーバー上で一元的に管理・統制するソフトウエア型ロボットについて、9月29日にリリースすると発表した。
 「WinActor」とは、Windows端末から操作可能なあらゆるアプリケーションの操作を自動化するソフトウエア型ロボット。「管理ロボ」とは、WinActor実行版やWinActorの動作シナリオをサーバー上で一元的に管理・統制するソフトウエア型のロボットで、WinActorのWindowsサーバーOS対応型提供開始に合わせ、NTTデータが開発したとしている。


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