〔Market Flash〕コモディティのセンチメントは弱いが「強気」の見方は継続~ドイツ

2017/09/26(火) 12:39
【12:35】コモディティのセンチメントは弱いが「強気」の見方は継続~ドイツ  ドイツ証券では、ここ数日コモディティが全般的に低迷している動きについて考察している。(1)中国の8月のマクロ指標が供給サイド改革および環境管理による中国経済の減速として受け取られた、(2)中国政府は北京や天津などの北部主要都市でのインフラプロジェクトの停止・凍結に動いている、(3)短期的な米ドル高も特定のコモディティ価格の調整の一因となった―といった要因をきっかけに、投資家がコモディティ先物とコモディティ株で利益確定に動いたとドイツでは考えている。市場がこれらの展開を織り込むにはしばらく時間がかかるとみているが、基本的にはコモディティに「強気」の見方を継続している。 【10:50】選挙のアノマリーは重視しないが日本株に強気判断を継続~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のストラテジーリポートでは、株式市場では衆議院総選挙のアノマリーへの期待が強いが、今回の衆議院総選挙では、景気に影響する新しい経済政策が出る可能性は低いとみている。教育無償化など人づくり革命や働き方改革などは、高齢社会の問題を考えると重要な政策ではあるが、今後1~2年の景気見通しが変わるとは考えにくく、アノマリーへの単純な期待は避けたいとコメントしている。ただし、日本株には「強気」の判断を維持している。2016年央以降、資源国などの海外景気回復や底堅い国内需要により、実質GDP成長率のコンセンサス予想が上方修正されている。また、今年度の上場企業(3月決算、除く金融)の経常利益は二桁増が見込まれる。三菱UFJMSでは、景気や業績を重視するならば、米FRBが資産縮小を開始しても、日本株は上昇する可能性が高いと考えている。 【10:20】中国経済 賢明とは言い難い格下げのタイミング~みずほ  みずほ証券では、9月21日に米格付け会社のスタンダード&プアーズ(S&P)が、2009年以降の非政府部門の急速な信用拡大が金融安定を損なっているとして、中国の長期ソブリン格付けを「AAマイナス」から「Aプラス」に引き下げたことを受けてリポートしている。みずほでは、中国の信用拡大が旺盛であること、またそれがリスクになり得るという点には同意しているが、S&Pがこのタイミングで格下げを発表したことには戸惑いを覚えると言わざるを得ないとコメントしている。その理由として、(1)中国政府は既に債務圧縮を進めており、金融市場リスクの低減を政策の最優先事項として掲げている、(2)景気拡大によって、企業の収益力と債務返済能力は改善している、(3)まもなく開催される第19回共産党大会の後に、構造改革が一段と進むことによって中国経済全体の強さが一層増すことが予想される―といった3つの要因を挙げている。 【9:50】EV普及と電池材料メーカーの見通しには注意したい~ジェフリーズ  ジェフリーズ証券では、電気自動車(EV)の市場への普及と電池材料メーカーの利益見通しについては注意深くみている。投資家はEV関連銘柄に楽観的すぎると考えており、また投資家のその見方が変化する明確な兆候も見られない。しかし、消費者がEVを購入しない限り、規制にかかわらず、EVが市場に普及する可能性は低いことを指摘している。現在のEVの普及はほぼゼロであるため、今後の市場への普及は増加するであろうが、普及は想定以下とジェフリーズでは考えている。その理由として、(1)EVの航続走行距離は、大抵の消費者の希望より短かすぎること、(2)電池の寿命はほとんどの消費者にとって失望する物であること、(3)EVの普及のために必要なインフラ整備は不充分であること、(4)そのインフラ整備に必要な費用を誰が負担するかについて議論されていないこと―などを挙げている。 【9:10】民生用エレクトロニクスは新局面へ~SMBC日興  SMBC日興証券では民生用エレクトロニクスセクターに関して、これまでとは異なる製品で成長できる局面を迎えていると考えている。過去、苦戦を強いられたテレビやビデオレコーダなど、デジタル家電の縮小はようやく止まった。また、国内各社が「負け組」となった直近の成長製品であるスマートフォンの伸びがピークアウトし、他の新製品投入の機会が到来しているとみている。17.3期までに構造改革をほぼ終了し、過去の負の遺産の減損処理も完了していることから、今後はテレビや携帯電話など同一製品を巡って国内各社が競うのではなく、成長のけん引役を各社の独自製品が担う局面になっていくと予想している。 【8:45】寄り前気配は山九、東亜合成、ノーリツ、TBSHDが高い気配値  主力株の寄り前気配では、山九(9065) +3.93%、東亜合成(4045) +3.84%、ノーリツ(5943) +3.12%、TBSHD(9401) +2.67%、日本ペ(4612) +2.65%、東芝テック(6588) +2.62%、セイノーHD(9076) +1.96%、コクヨ(7984) +1.92%、博報堂DY(2433) +1.83%、住友ベ(4203) +1.74%などが高い気配値。  一方、メディパル(7459) -5.08%、東ソー(4042) -4.57%、北陸電(9505) -3.61%、スルガ銀(8358) -2.93%、ベネッセHD(9783) -2.66%、シャープ(6753) -2.65%、レンゴー(3941) -2.57%、ソニーFH(8729) -2.51%、SUMCO(3436) -2.51%、京葉銀(8544) -2.50%などが安い気配値となっている。
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