後場コメント No.4 大崎電気、トレックスセミ、デジタルガレージ、東京エレクトロン、清水建設など

2017/11/21(火) 15:00
★13:10  大崎電気-いちよしがフェアバリュー引き下げ 海外事業の伸び悩みなどで下方修正
 大崎電気工業<6644.T>がもみ合い。いちよし経済研究所では、レーティング「A」を継続も、海外事業の伸び悩みなどで業績予想を下方修正し、フェアバリューは1200円→1100円と引き下げた。
 今18.3期上期(4~9月)決算を踏まえ、いちよしの今18.3期営業利益予想を75億円→69億円へと下方修正。また、海外向けスマートメーター事業の成長をやや保守的に見直し、来19.3期以降の業績予想を引き下げ。
 国内スマートメーター事業はシェア拡大などで高水準が継続。英国向け事業が本格化すれば、来19.3期以降の業績には上振れ余地があるとした。

★13:14  トレックスセミコンダクター-いちよしが「B」へ引き下げ 単体業績の伸び悩みで
 トレックス・セミコンダクター<6616.T>が大幅反落。いちよし経済研究所では、単体業績の伸び悩みや工場統廃合費用などを考慮し、レーティングを「A」→「B」、フェアバリューは2300円→2200円と引き下げた。
 今18.3期上期(4~9月)決算の内容を踏まえ、業績予想を変更。株価上昇もあり、レーティングは「B」へと引き下げるとした。今後も電源ICなど半導体需要は旺盛と考えられるが、トレックス・セミコンダクター単体が伸び悩んだことや連結子会社のフェニテックセミコンダクター(出資比率51%)における工場統廃合に絡む費用がかさむことを考慮。中期的な見方に大きな変更はなく、生産性向上の効果が待たれるとした。

★13:14  デジタルガレージ-5日続伸 東京短資とフィンテック分野で協業へ
 デジタルガレージ<4819.T>が5日続伸。同社は21日に、東京短資(東京都中央区)とフィンテック分野におけるブロックチェーン、AI(人工知能)を活用した新たな金融事業の創出に向け提携すると発表した。
 両社は今回の協業を通じ、DG Labの研究開発を手がけるブロックチェーンとAI(人工知能)における最先端技術と、東京短資の金融市場ノウハウを組み合わせることで、新たなフィンテック事業の創出を目指すとしている。
 併せて、同社はブロックチェーン関連技術の開発を手がけるBlockstream社(カナダ・モントリオール)との日本における事業連携に関して正式契約を締結したと発表した。今回の正式契約を契機にデジタルガレージは、オープンイノベーション型の研究開発組織「DG Lab」におけるブロックチェーン関連の技術開発を加速させるとしている。

★13:19  東京エレクトロン-CSが目標株価引き上げ リスクも意識する時期へ
 東京エレクトロン<8035.T>が反発。クレディ・スイス証券では、あらがう材料はないが、リスクも意識する時期とみて、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は14000円→21600円と引き上げた。
 今18.3期~20.3期業績予想を上方修正。今年は「同社を保有しておけば良かった」1年と評価する声が、市場で多く聞かれるとコメント。3D NANDだけでなく、DRAMも2位以下のメーカーの投資が今夏以降に加速し、同社のエッチャーシェア上昇も相まって、バリュエーション(PBR)は06~07年のメモリーバブル並みまで評価されており、まさにメモリーの東京エレクトロンの1年だったと評価ができる。ただし、18年1QのNAND 市況を見据え、次の数カ月では、利益確定のタイミングを探る投資家が徐々に増えている印象とした。

★13:27  清水建設-ドイツ証が目標株価引き上げ 通期計画は上方修正なし
 清水建設<1803.T>が4日続伸。ドイツ証券では、レーティング「Hold」を継続、目標株価は1115円→1170円と引き上げた。
 第2四半期決算は、営業利益ベースで前年同期比3.4%減の500億円となり、会社計画の同460億円を上回った。しかし、通期計画は期初の965億円が据え置かれた。最終的にはドイツ予想の1046億円の範囲内で着地するものと想定。来19.3期と20.3期の業績予想は小幅修正にとどめるとした。


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