前場コメント No.12 三井ハイテック、千葉銀行、キリンHD、三菱ケミカル、カナモトなど

2017/12/11(月) 11:31
★10:04  三井ハイテック-急落 3Q累計営業益71%増も材料出尽くしで
 三井ハイテック<6966.T>が急落。同社は8日に、18.1期の3Q累計(2-10月)の連結営業利益は19.7億円(前年同期比70.7%増)だったと発表した。
 省資源・省エネルギーに貢献する製品・部品の受注拡大、グローバルな新規顧客の開拓および全グループを挙げて生産性向上と原価低減に取り組んだことが奏功した。通期の会社計画26.0億円に対する進ちょくは75.6%となっている。しかし、材料出尽くしで売りが出ている。

★10:06  千葉銀行-大和が目標株価引き上げ 本業の良好さ継続/3Q決算で自己株式取得を期待
 千葉銀行<8331.T>が続伸。大和証券では、本業の良好さ継続/3Q決算で自己株式取得を期待。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を850円→940円と引き上げた。2017年度連結当期純利益は計画を超過する着地を想定。国内貸出金利息の底打ちは近く、法人役務の拡大も良好。第3四半期決算に併せ、自己株式取得70億円を期待するとした。

★10:11  キリンHD-みずほが目標株価引き上げ 18.12期は事業利益で増益確保を予想
 キリンホールディングス<2503.T>が4日続伸。みずほ証券では、来18.12期は薬価引き下げ影響を綜合飲料の貢献で吸収し、事業利益で増益確保を予想。投資判断「中立」を継続も、目標株価は2640円→2840円と引き上げた。
 今17.12期3Q決算時に発表されたキリン・アムジェン社の全保有株売却(売却額は約858億円)や、18年の10年ぶりのビール類値上げで大手4社の足並みがそろったことを踏まえ、業績予想を見直し。来18.12期事業利益は薬価改定が響くものの、前期予想比で増益を確保する見通し。キリンビールの酒税抜き売上高事業利益率(IFRS基準)は、値上げ効果もあり、19.12期に21.0%まで上昇すると予想。
 また、磯崎功典社長はキリンビバレッジの中期OPMを10%まで引き上げる考えを示しているが、みずほでは19.12期の事業利益率(同基準)について9.4%まで高まると予想。中計で掲げた重点課題における着実な成果は、ポジティブな印象であるとした。

★10:15  三菱ケミカル-ジェフリーズが目標株価引き上げ 資産規模は拡大が続く見通し
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、資産規模は拡大が続く見通しとコメント。投資判断「UNDERPERFORM」を継続も、目標株価は750円→930円と引き上げた。
 MMAのマージンが大きく上昇していることを反映して、業績予想を引き上げ。同社は新しい製法(C2法) を用いるサウジアラビアの新規プラントの生産立ち上げ中。同社グループ企業が運営するこのプラントは原料コストが低く、生産能力が大規模であるため(25万トン)、競争力が高い。サウジプラントの生産が順調に立ち上がることを前提に、同社は2022年前後に米国でC2法を用いたプラントを建てる計画。米国の施設も生産能力は約25万トンと世界最大規模となる見込み。米国湾岸地域の人手不足による建設費の上昇で、低い原料コストのメリットが相殺されるリスクもあると指摘。

★10:21  カナモト-急落 今期4%営業増益見込む 前期営業益は計画下回って着地
 カナモト<9678.T>が急落。同社は8日に、18.10期通期の連結営業利益予想を173億円(前期比4.0%増)と発表した。なお、市場コンセンサスは187億円となっている。
 引き続き建設需要、顧客ニーズの双方に即応したレンタル用資産の最適保有と機種構成を確保しながら、新システム運用による一層の業務効率化と稼働率向上を目指すとしている。
 また、17.10期通期の連結営業利益は167億円(前の期比10.1%増)だった。主力事業である建設関連において、東北地区の復興需要は漸減傾向にあったものの、他の地区での需要が比較的堅調に推移し、全体として建設機械のレンタル需要が底堅い状況となったことが寄与した。なお、通期の会社計画は171億円だったので着地は下振れた。


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