前場コメント No.13 コスモエネルギー、トヨタ、ミライアル、リコー、スクエニHDなど

2017/12/11(月) 11:31
★10:21  コスモエネルギー-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 経常利益予想を上方修正
 コスモエネルギーホールディングス<5021.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、石油製品平均スプレッドの前提変更などにより、今18.3期~20.3期の経常利益予想を上方修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1880円→3630円と引き上げた。
 7月からの石油製品平均スプレッド拡大要因は、石油製品のスポット市場での供給量の減少。今後の石油製品供給の減少状況の継続を見込み、石油製品平均スプレッドの前提を引き上げ、経常利益予想を上方修正。株価は石油製品平均スプレッドが拡大し始めて以降、7月末から77%上昇しており、上方修正された経常利益予想について、すでに株価に織り込まれていると判断。
 今後の注目点は、来19.3期から始まる次期の中期経営計画の内容。さらなる株価上昇には新たな利益成長ストーリーが必要と考えるとした。

★10:24  トヨタ-丸三が新規「中立」 業績堅調 幅広い環境・先進安全技術の蓄積も評価
 トヨタ自動車<7203.T>が3日続伸。丸三証券では、業績は堅調であり、幅広い環境・先進安全技術の蓄積も評価。投資判断「中立」として、新規カバレッジを開始した。
 今18.3期会社計画は再上方修正されたとはいえ、上振れ余地が残ると判断。また、継続的な原価低減努力、幅広い環境・先進安全技術の蓄積、10倍程度の予想PERや配当利回りの水準から見て、丸三では株価の先行きを悲観視する必要性はないと考えているとした
 一方で、今後数年の販売台数の伸び率や営業増益率は日系完成車メーカーの中ではやや低めと見ること(予想する新モデルの数や海外の規制変更がハイブリッド車にとって逆風などが要因)や、PERの相対感から、積極的に推奨するほどでもないと判断。環境・先進安全技術をもっとアピールする形で、より積極的な販売戦略に転換することを期待するとした。

★10:28  ミライアル-大幅反発 3Q累計営業益4.8倍 3Q時点で通期計画上回る
 ミライアル<4238.T>が大幅反発。同社は8日に、18.1期の3Q累計(2-10月)の連結営業利益は8.6億円(前年同期比4.8倍)だったと発表した。プラスチック成形事業や成形機事業が大幅な増益となったことが寄与した。なお、通期の会社計画8.3億円を3Q時点で上回っている。

★10:29  リコー-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 株価は上昇したが再度調整局面
 リコー<7752.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、構造改革による来期の回復期待で株価は上昇したが、再度調整局面とみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1120円→1150円と引き上げた。
 今18.3期4Q(1~3月)に営業赤字となるが、来19.3期1Q(4~6月)以降は大幅黒字転換を予想。ただし、株価はすでに業績底打ちを織り込んでいると推察。消耗品の値下がりなど中長期の展望が見えないため、「Neutral」判断を継続。
 今18.3期予想はインド連結子会社関連損失の影響が大きく大幅下方修正も、現実的な事業環境を前提とする構造改革実施による固定費削減と、ビジネス構造改善に向けた正しい取り組みから、業績は来19.3期以降にボトムアウトするというシナリオは変更しないとした。

★10:33  スクウェアエニックス-SMBC日興が目標株価引き上げ 短期的な下落リスクに注意
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が3日ぶり反落。SMBC日興証券では、短期的な下落リスクに注意として、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は3200円→4700円と引き上げた。
 今18.3期、来19.3期営業利益予想を上方修正すること、新たに加えた20.3期と21.3期の予想利益水準が来19.3期までと比べて3割以上高いことなどから、目標株価を引き上げ。ただし、今18.3期のゲームソフトのラインアップが上期偏重であることから、半期ベースの利益は今18.3期下期~来19.3期上期まで前年同期を下回る可能性が高く、業績の減速感が短期的な株価下落につながる懸念があると指摘。


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