前場コメント No.3 東レ、FCC、キヤノン、はてな、トランスジェニックなど

2018/01/19(金) 11:30
★9:02  東レ-4日ぶり反発 粉末材料ベンチャーとコスト従来比8割減の炭素繊維リサイクル事業に参入
 東レ<3402.T>が4日ぶり反発。19日付の日経新聞朝刊で、同社と粉末材料ベンチャーのACA(千葉県柏市)がコストを従来比8割減らした炭素繊維のリサイクル事業に乗り出すと報じられた。
 これまで熱処理して炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を再加工していたが、CFRPを粉状にしてシート状に再生する技術を確立したという。まず農業資材として売り出し、20年度をめどに15億円の売り上げを狙うとされる。

★9:03  FCC-買い気配 大和が新規「2」 インド二輪車と10速ATの収益化への評価余地は残る
 エフ・シー・シー<7296.T>が買い気配。大和証券では、インド二輪車と10速ATの収益化への評価余地は残ると判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」、目標株価3300円として、新規カバレッジを開始した。
 シクリカルな自動車市場のピークアウトが懸念される中、トップラインの成長ドライバーを有する点を評価。具体的には、(1)二輪車向け事業の利益エクスポージャーが主要サプライヤーの中で最も高く、特にインド市場の拡大に伴う恩恵を最も受けやすいこと、(2)四輪車用クラッチ事業におけるホンダ外拡販が実を結び、18年後半から19年にかけてGeneral Motors[GM US]、Ford Motorが共同開発した10速AT(オートマチックトランスミッション)向けのクラッチの収益化が見込まれることに注目。
 来19.3期には中期経営計画のゴールである20.3期の営業利益目標155億円を、1年前倒しで達成し、遅れていた最高益146億円(08.3期)の更新が可能と判断。20.3期にかけても業績拡大が続くと予想。

★9:03  キヤノン-反発 M&Aで膨らんだ負債の圧縮加速へ
 キヤノン<7751.T>が反発。19日付の日経新聞朝刊で、同社がM&A(合併・買収)などで膨らんだ有利子負債の圧縮を加速すると報じられた。
 借入先の三菱東京UFJ銀行を中心に、18.12期は前期の約2倍に相当する約2000億円を返済する計画だという。デジタルカメラや事務機といった主力事業に加え、医療機器などの新規事業も堅調で業績は回復傾向にあるとされる。有利子負債の前倒し返済により財務基盤をさらに強固にする狙いとしている。

★9:03  はてな-反発 「500 Startups Japan」を通じたスタートアップ支援を開始
 はてな<3930.T>が4日ぶり反発。同社は1月18日大引け後に、シリコンバレーのベンチャーキャピタル「500 Startups」の日本向けファンド「500 Startups Japan」と連携し、提供するサーバー監視サービス「Mackerel」において、「500 Startups Japan」の投資先企業向けメニューの提供を開始したと発表した。
 「500 Startups Japan」は、世界60カ国1900社以上の投資実績を持つシリコンバレーのベンチャーキャピタル「500 Startups」の日本向けファンド。2016年2月以降、日本国内のシードステージのスタートアップ約30社への投資を実行してきた。「500 Startups Japan」の投資先企業は、スタートアップ支援に取り組むPerksの参加企業による「Amazon Web Service (AWS) 」や「Google Cloud Platform (GCP)」 、「Twilio」、「Wantedly」、「SmartHR」など累計150以上のサービスを、特別な条件で利用することが可能。

★9:03  トランスジェニック-大幅続伸 安評センターと資本業務提携に向けて協議開始
 トランスジェニック<2342.T>が大幅続伸。同社は18日に、食品農医薬品安全性評価センター(静岡県磐田市 以下、安評センター)と資本業務提携に向けて協議を開始すると発表した。
 同社のCRO事業の強みである非臨床薬効薬理試験分野と安評センターが基幹事業としている安全性試験分野を融合することにより、網羅的な非臨床試験が受託可能となるとともに、長い歴史の中で蓄積されたそれぞれの広範な顧客・営業網の共有を通じて、両社CRO事業の競争力強化につながると判断したことから、提携協議を開始するとしている。


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