前場コメント No.13 川崎重工業、ベイカレント、麻生フオーム、C&Fロジ、コスモス薬品など

2018/01/19(金) 11:30
★10:38  川重-3日続伸 米国で鉄道事業者向け保守事業に参入
 川崎重工業<7012.T>が3日続伸。19日付の日刊工業新聞で、同社が米国で鉄道事業者向けの保守事業に参入すると報じられた。
 3月までに現地で鉄道軌道(レール)の不具合をモニタリングする実証実験を始めるという。貨物列車用の機関車にセンサーを搭載しレールや車両、台車の状況を把握したうえで、収集したデータを解析・診断し、適切な補修時期を予測するサービスの商用化を目指すとされる。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。

★10:41  ベイカレント-大幅続伸 野村では「コンサル数は拡大 旺盛な需要に対応できている」
 ベイカレント・コンサルティング<6532.T>が大幅続伸。野村証券では、9~11月期(Q3)決算の取材報告として「着実にコンサル数は拡大、旺盛な需要に対応できている」と題したレポートを公表しており、材料視されているもよう。
 需要環境は好調が持続。Q3は高単価の戦略コンサルが伸長し、コンサルタント1人当たり平均単価は前年同期比約10%上昇と推定。金融中心に、働き方改革など、業務効率化案件のニーズが拡大基調。今18.2期下期のコンサル稼働率は前年同期比改善、その後は90%弱の水準を維持する方針。Q3は採用関連チームの強化などを通じて、第二新卒・中途採用が順調に進み、上期までの採用の遅れを取り戻した。今後も競合他社との採用競争の環境は激しいが、同社の供給能力は着実に拡大していくとの見方を示した。

★10:44  麻生フオーム-上げ幅縮小 通期最終赤字拡大見込む 減配も発表
 麻生フオームクリート<1730.T>が上げ幅縮小。同社は19日10時30分に、18.3期通期の純損益予想を従来の3400万円の赤字から1億2900万円の赤字(前期は1億4800万円の黒字)に引き下げると発表した。
 主力の気泡コンクリート工事において発注の遅れや工期のずれ込みがあり売上高が前回予想を下回る見込みとなった。また、地盤改良工事の施工不良にともなう工事遅延に対する損害賠償について合意し、損害賠償金として9200万円を特別損失に計上することも響く。
 併せて、18.3期の期末配当予想を10円→5円(前期は10円)に修正することも発表した。年間配当も同額となる。

★10:47  C&Fロジ-いちよしが新規「A」 生産性向上による利益成長に期待
 C&Fロジホールディングス<9099.T>が大幅反発。いちよし経済研究所では、生産性向上による利益成長に期待。レーティング「A」、フェアバリュー2200円として、新規カバレッジを開始した。
 定温物流事業者2社の統合後の効率改善が順調に進ちょくしていること、および、内製化の推進により競合他社と比較してコスト増加が抑制されていることにより、堅調な利益成長が期待可能。同社の今18.3期予想基準PERは17倍前後で推移しており、陸運および運輸・倉庫セクターの平均水準の18倍程度と同水準にあるが、今後、業界全体として運賃値上げの浸透による利益成長を反映し、セクター平均PERは切り上がる可能性があり、同社は生産性改善により、同業他社に比べて高い利益成長が期待できることの2点から、セクター平均より高い水準は許容できると判断。

★10:51  コスモス薬品-みずほが目標株価引き下げ 中期成長の方向性は不変
 コスモス薬品<3349.T>がもみ合い。みずほ証券では、価格競争激化の影響を考慮して業績予想を下方修正も、中期成長の方向性は不変として、投資判断「買い」を継続した。目標株価は29000円→23500円と引き下げた。
 今18.5期2Q(9~11月)決算および会社計画の下方修正を受け、みずほでも業績予想を下方修正。2017年夏頃からの価格競争激化もあり、EDLP(エブリディ・ロー・プライス)を進めている同社においても粗利益率の悪化が避けられないと判断。一方、自社でコントロールしている物流ネットワークを活用したエリア拡大により、中期的に安定した売上高シェア上昇が続くとの見方に変更はないとした。業績予想を下方修正したことも踏まえて、目標株価を20.5期みずほ予想ベースPERで23.5倍の23500円に変更。

★10:58  大日本印刷-反発 AI insideと資本業務提携 さまざまなサービスにAI活用へ
 大日本印刷<7912.T>が反発。同社は19日に、AI(人工知能)を活用してデジタルトランスフォーメーションを実現する技術を提供するAI inside(東京都渋谷区)と資本業務提携契約を締結したと発表した。
 今回の資本業務提携により同社は、BPO(Business Process Outsourcing)サービスをはじめとするさまざまなサービスにAI insideの技術を導入し、サービスレベルの向上や、新しい価値を提供する革新的なサービスの開発を目指すとしている。


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