前場コメント No.14 サンケン電気、TIS、堀場製作所、東急建設、エイチワンなど

2018/02/21(水) 11:31
★10:24  博展-急落 6万株の立会外分売実施へ 発行済み株式数に対する割合1.56%
 博展<2173.T>が急落。同社は20日、立会外分売を実施すると発表した。2月27日~3月2日に6万株(発行済み株式数に対する割合は1.56%)の立会外分売を実施する。分売値段は分売実施前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する予定としている。株式の分布状況の改善および流動性向上が目的。なお、需給悪化につながるとの懸念から株価は下落している。

★10:33  サンケン電気-大和が目標株価引き上げ 19.3期増益の確度は例年より高そう
 サンケン電気<6707.T>が5日続伸。大和証券では、来19.3期増益の確度は例年より高そうとコメント。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は520円→850円と引き上げた。
 来19.3期は売上高1790億円(前年比+2%)、営業利益140億円(同+22%)を予想。電源アダプターなど不採算・低採算製品の撤退による減収要因はあるが、白物家電向けや米子会社アレグロの車載向けセンサーの続伸を見込み、増収を予想。減価償却費増を構造改革効果が上回ることを織り込んだとした。車載向けや白物家電向けの半導体がメインという事業内容により増益予想が作りやすい割りに、重たい在庫や不採算製品によって伸び悩んでいた同社だが、来19.3期の増益はこれまでよりも確度が高そうとした。

★10:35  TIS-反発 セゾン情報システムズと製造業向けのIoTプラットフォーム提供で協業
 TIS<3626.T>が反発。同社傘下のクオリカ(東京都新宿区)とセゾン情報システムズ<9640.T>は21日に、迅速かつ低コストな製造業の設備・機器のIoT化を支援し、業務改善や経営の課題解決を促進するIoTプラットフォームの提供で提携したと発表した。
 今回の協業では、セゾン情報システムズのIoTデータ転送ソフトウェア「HULFT IoT」と、クオリカのIoTプラットフォーム「CareQube+」を組み合せて提供するという。
 「HULFT IoT」により、製造現場で発生する秘匿性の高いIoTデータの安全・確実なクラウドへの連携を実現し、「CareQube+」により、欠落なく正確、安全に連携されたIoTデータの活用による製造業のスマートファクトリー化、製造現場で稼働する設備機器のデータを活用した遠隔監視・予防保全を実現するとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★10:36  堀場製作所-ジェフリーズが目標株価引き上げ 安定拡大期へ
 堀場製作所<6856.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、安定拡大期へとコメント。投資判断「HOLD」を継続も、目標株価は7700円→8400円と引き上げた。
 前17.12期決算は、2017年度営業利益が268億円、12月19日に会社が修正した数値から大きく上ぶれて着地。懸案だったMCT業績が大きく改善した。2018年会社予想は営業利益290億円(前年比+8.1%)。半導体をはじめ、各セグメントで増益を計画。今後も自動車の収益性改善、半導体の安定により安定した業績拡大が続くと予想。

★10:40  東急建設-東海東京が目標株価引き上げ 渋谷を中心とする大型プロジェクトが順調
 東急建設<1720.T>が5日続伸。東海東京調査センターでは、渋谷を中心とする大型プロジェクトの施工が順調に進展していると判断。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を1500円→1600円と引き上げた。
 今18.3期通期の会社計画は上方修正され、営業利益は従来の191億円から204億円となった。理由は、工事採算の改善に伴う完工総利益の増加など。東海東京では、今回の上方修正は想定の範囲内であるが、修正後の会社計画は依然として保守的であり、超過達成の可能性は高いと判断。渋谷駅周辺再開発などが最盛期を迎え、来19.3期および20.3期は高水準の売上高を維持する中で、建築、土木ともに完工総利益率が改善するとみられ、年率10%強の営業増益を見込むとした。

★10:48  エイチワン-3日続伸 3DQ技術加工の車体骨格の適用範囲拡大
 エイチワン<5989.T>が3日続伸。21日付の日刊工業新聞で、同社が3次元熱間曲げ焼き入れ(3DQ)技術で加工される車体骨格部品の適用範囲を広げると報じられた。
 郡山製作所の3DQ加工ラインを改良し、部品の試作を始めたという。車メーカーと連携し適用部位の検証を進めており、窓柱(ピラー)などで採用を見込んでいるとした。複雑な加工ができ、軽くて強い3DQ技術の利点を生かし、車のデザイン性と安全性の向上、軽量化に寄与できると訴求するとされる。2021年以降に投入されるモデルでの採用を目指す考えのもよう。今後の業績拡大への期待から、株価は上昇している。


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