前場コメント No.16 アイティフォー、マキタ、アダストリア、千代田化工建設、三菱自動車など

2018/02/21(水) 11:31
★11:00  アイティフォー-反発 導入から運用まで全ておまかせのクラウドサービス「IPaC」提供開始
 アイティフォー<4743.T>が反発。同社は21日に、同社製品を検討している顧客を対象に、パッケージ導入からネットワーク構築、運用までをワンストップで利用できるクラウドサービス「IPaC(アイパック)」の提供を開始すると発表した。
 従来、同社のパッケージソフトは一部の製品においてクラウドでの提供を行ってきたが、顧客から「CPU、メモリー、ストレージなどの容量を自由に選びたい」「任意の物理機器をクラウド環境に設置したい」などの要望を受け、それらに対応するクラウドサービスを開始する。
 IPaCは一般的なパブリッククラウドとは異なり、CPUを1コアずつ指定できるなど、メモリー、ストレージ、仮想ルーター、専用回線配線などのサーバーリソース容量を自由に選択できることが特長。必要な分だけ利用できるため月額コストを最小限に抑えることができるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★11:03  サカイ引越センター-東海東京が「OP」へ引き上げ 下落した株価には投資妙味あり
 サカイ引越センター<9039.T>が3日続伸。東海東京調査センターでは、良好な事業環境に変化はなく、下落した株価には投資妙味ありとして、レーティングを「Neutral」→「Outperform」と引き上げた。目標株価は6650円→6400円と引き下げた。
 事業環境は依然として好調な状況が続くとみられ、大幅な株価下落は過剰反応であると考えるとした。昨今の労働環境改善の機運もあり、業界全体のドライバー不足は加速度的に危機感を増している一方、国内景況感の改善や都内オフィス供給の増加から、引越需要はますます堅調。この引越需給引き締まりの基調から、引越作業単価の改善も(やや一巡感は出るものの)中長期的に継続すると想定しているとした。

★11:08  マキタ-みずほが目標株価引き上げ 「エンジンからバッテリーへ」の流れをとらえる
 マキタ<6586.T>がもみ合い。みずほ証券では、「エンジンからバッテリーへ」の流れをとらえ、最高益更新が続こうとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価を5300円→5750円と引き上げた。
 主なポイントは3点。(1)電動工具は日・米・西欧に加え、東欧や中南米も好転。主力のリチウムイオン電池製品の増産・拡販が継続、(2)加えて、課題だった園芸工具でも既存のエンジン式ではなく、バッテリー式のラインナップ拡充が奏功し、成長フェーズに入った、(3)また、足元の円高/ドル安やユーロ高傾向は同社の収益構造にとってポジティブ。

★11:13  アダストリア-反発 niko and ...×UR COCOCHIのコラボによるモデルルームが完成
 アダストリア<2685.T>が反発。同社は21日に、展開するスタイルエディトリアルブランド「niko and ... (ニコアンド)」が、UR都市機構が手掛ける女性のための賃貸住宅「UR COCOCHI」のモデルルームをプロデュースし、内覧会でお披露目したと発表した。
 「UR COCOCHI」は、UR都市機構が提案する「女性のための賃貸住宅」。実際にUR都市機構の女性職員が「女性のための心地よさ」をコンセプトに企画運営しているプロジェクトという。
 niko and ...は、2018年より、オリジナル展開する[niko and ... FURNITURE&SUPPLY]でのBtoBの取り組みを強化している。店舗販売と並行して、商品開発の強化と販路を拡大し、より多くの人にワクワクするライフスタイルを提案するとしている。 

★11:14  千代建-5日ぶり反落 油・ガス田開発子会社株をSubsea7に譲渡
 千代田化工建設<6366.T>が5日ぶり反落。同社は21日、英国子会社であるXodus Group Holdingの株式60%を同国のSUBSEA 7 International Holdingsに譲渡すると発表した。
 これに伴い、Xodusは持ち分法適用会社となる。Xodusは引き続き独立コンサルティング会社として既存顧客へのサービス提供を継続する。オンショア業務に強みを持つ千代建に加えてオフショア分野大手のSubsea7を株主に迎えることで、提供可能なサービス分野が拡大される。しかし株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★11:14  三菱自動車-野村が「Reduce」へ引き下げ 円高やバーツ高影響が大きい
 三菱自動車<7211.T>が5日ぶり反落。野村証券では、円高やバーツ高影響が大きいと判断。レーティングを「Neutral」→「Reduce」、目標株価を800円→660円と引き下げた。
 1月以降、ドルやユーロ、豪ドルなど主要通貨だけでなく、強みを持つフィリピンやインドネシアの通貨も大きく下落するなど、日本とタイで集中的に生産し、輸出する比率が高い同社にとって、事業環境が大きく悪化した。インドネシアでXpanderが人気を集め、来19.3期の販売増に寄与すること、日産自動車(7201)とのシナジーにより高水準のコストダウンが続くことを評価し、株価は堅調に推移しているが、円高影響が大きいと指摘。111円/ドル、135円/ユーロ前提でも他通貨が現状のスポットレートで推移すれば、来期営業利益はQUICKコンセンサスを下回る1070億円にとどまると予想。仮にドルが106円で推移すると、さらに90億円の悪化要因になるとした。


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