後場コメント No.2 日本化薬、帝人、東ソー、富士ソフト、カプコンなど
★12:34 日本化薬-反発 新規抗がん薬内包高分子ミセルNK105の第2相臨床試験開始
日本化薬<4272.T>が反発。同社は21日11時30分に、自社で開発を進めているパクリタキセルを内包する新規抗がん薬内包高分子ミセル(開発コード:NK105)について、乳癌を対象とした第2相臨床試験を開始したと発表した。
この試験は、進行または再発乳癌患者を対象に、NK105群とパクリタキセル製剤群の有効性、安全性を同用量で比較する無作為化第2相試験という。今回の臨床試験開始により、がん領域におけるいっそうのラインナップの充実を目指すとしている。
日本化薬<4272.T>が反発。同社は21日11時30分に、自社で開発を進めているパクリタキセルを内包する新規抗がん薬内包高分子ミセル(開発コード:NK105)について、乳癌を対象とした第2相臨床試験を開始したと発表した。
この試験は、進行または再発乳癌患者を対象に、NK105群とパクリタキセル製剤群の有効性、安全性を同用量で比較する無作為化第2相試験という。今回の臨床試験開始により、がん領域におけるいっそうのラインナップの充実を目指すとしている。
★12:35 帝人-続落 マテリアル堅調も医薬品のピークアウトが重しに 「中立」へ引き下げ
帝人<3401.T>が続落。シティグループ証券では、マテリアル堅調も医薬品のピークアウトが重しになると判断。投資評価を「1(買い)」→「2(中立)」、目標株価を2600円→2300円と引き下げた。
17年度に主要な構造改革効果が発現し切るなか、18年度の業績は、薬価/診療報酬改定影響、アルツハイマー治療薬関連収入はく落など減益要因は多い。「フェブリック」の数量増やCSPの収益改善などの増益要因を見込むとしたが、18年度の業績は踊り場となる見込み。
20年度業績予想提示のタイミングが刻々と迫るなか、19年前半に特許切れを迎える、単一製品として最大の収益源の1つである「フェブリック」の落ち込みが市場で意識される局面も近い。一方、新薬に関しては、成長ホルモン剤の治験失敗や、脳梗塞治療薬「SB623」の権利償還などもあり、「フェブリック」の落ち込みを補うパイプラインが見え難いとした。
帝人<3401.T>が続落。シティグループ証券では、マテリアル堅調も医薬品のピークアウトが重しになると判断。投資評価を「1(買い)」→「2(中立)」、目標株価を2600円→2300円と引き下げた。
17年度に主要な構造改革効果が発現し切るなか、18年度の業績は、薬価/診療報酬改定影響、アルツハイマー治療薬関連収入はく落など減益要因は多い。「フェブリック」の数量増やCSPの収益改善などの増益要因を見込むとしたが、18年度の業績は踊り場となる見込み。
20年度業績予想提示のタイミングが刻々と迫るなか、19年前半に特許切れを迎える、単一製品として最大の収益源の1つである「フェブリック」の落ち込みが市場で意識される局面も近い。一方、新薬に関しては、成長ホルモン剤の治験失敗や、脳梗塞治療薬「SB623」の権利償還などもあり、「フェブリック」の落ち込みを補うパイプラインが見え難いとした。
★12:35 東ソー-反発 MDI市況ピークアウトなどにより来期減益を予想 「中立」へ引き下げ
東ソー<4042.T>が反発。シティグループ証券では、MDI市況ピークアウトなどにより来期減益を予想。投資評価を「1(買い)」→「2(中立)」、目標株価を2700円→2300円と引き下げた。
17年度予想はMDI市況の引き上げどにより増額。一方、18年度は1210億円→1190億円へ減額。MDIのマージン前提を引き上げた一方、原料ナフサ前提の引き上げやPVCなどの市況前提を若干引き下げたこと、18年度以降の為替前提を108円/ドルに見直したことなどが主因。結果として、18年度は17年度対比で10%超の減益となる見通しであり、期初のガイダンスリスクも含め、来期に市場の関心が移る局面では株価の上値は重いとの見方を示した。
東ソー<4042.T>が反発。シティグループ証券では、MDI市況ピークアウトなどにより来期減益を予想。投資評価を「1(買い)」→「2(中立)」、目標株価を2700円→2300円と引き下げた。
17年度予想はMDI市況の引き上げどにより増額。一方、18年度は1210億円→1190億円へ減額。MDIのマージン前提を引き上げた一方、原料ナフサ前提の引き上げやPVCなどの市況前提を若干引き下げたこと、18年度以降の為替前提を108円/ドルに見直したことなどが主因。結果として、18年度は17年度対比で10%超の減益となる見通しであり、期初のガイダンスリスクも含め、来期に市場の関心が移る局面では株価の上値は重いとの見方を示した。
★12:39 富士ソフト-5日続伸 需要は引き続き旺盛 先行投資を加速 「中立」継続
富士ソフト<9749.T>が5日続伸。シティグループ証券では、需要は引き続き旺盛で、先行投資(採用拡大)を加速していると判断。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は3500円→3900円と引き上げた。
前17.12期決算や上場子会社の動向を踏まえ、業績予想を修正。今18.12期営業利益予想/EPSは106億円/209円→109億円/212円(コンセンサス105億円、198円)に増額。中期EPS成長率も年率11%増→12%増へ修正。不採算抑制などによる粗利率改善や自動車・機械制御向けの旺盛な需要を背景に、営業利益は前年比2ケタ増益が可能と考えるとした会社計画は同3%増益だが保守的と判断。
富士ソフト<9749.T>が5日続伸。シティグループ証券では、需要は引き続き旺盛で、先行投資(採用拡大)を加速していると判断。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は3500円→3900円と引き上げた。
前17.12期決算や上場子会社の動向を踏まえ、業績予想を修正。今18.12期営業利益予想/EPSは106億円/209円→109億円/212円(コンセンサス105億円、198円)に増額。中期EPS成長率も年率11%増→12%増へ修正。不採算抑制などによる粗利率改善や自動車・機械制御向けの旺盛な需要を背景に、営業利益は前年比2ケタ増益が可能と考えるとした会社計画は同3%増益だが保守的と判断。
★12:48 カプコン-5日続伸 「MHW」好調で業績予想上方修正も来期利益は横ばい圏 「中立」継続
カプコン<9697.T>が5日続伸。シティグループ証券では、「MHW」好調で業績予想を上方修正も、来期利益は横ばい圏とみて、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は4000円→4500円と引き上げた。
今18.3期営業利益予想を168億円へ、来19.3期は170億円へ上方修正。「モンスターハンター:ワールド(MHW)」の貢献を織り込んだもの。ただし、20日時点のAmazonゲーム売れ筋ランキングでは、国内は「MHW」が1位、米国は1~5位は「Nintendo Switch」タイトルが独占し、「MHW」は6位とやや異なっている。Amazonランキングだけで判断できないが、地域でセルスルー動向に多少差がある可能性はあるとコメント。株価は「MHW」による会社予想大幅過達を織り込んだと判断。
カプコン<9697.T>が5日続伸。シティグループ証券では、「MHW」好調で業績予想を上方修正も、来期利益は横ばい圏とみて、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は4000円→4500円と引き上げた。
今18.3期営業利益予想を168億円へ、来19.3期は170億円へ上方修正。「モンスターハンター:ワールド(MHW)」の貢献を織り込んだもの。ただし、20日時点のAmazonゲーム売れ筋ランキングでは、国内は「MHW」が1位、米国は1~5位は「Nintendo Switch」タイトルが独占し、「MHW」は6位とやや異なっている。Amazonランキングだけで判断できないが、地域でセルスルー動向に多少差がある可能性はあるとコメント。株価は「MHW」による会社予想大幅過達を織り込んだと判断。
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