後場コメント No.5 ラクス、インベスターズクラウド、飯田GHD、古河電気工業、フジクラなど

2018/02/21(水) 15:00
★13:20  ラクス-野村が目標株価引き上げ 働き方改革・人手不足を追い風に売上成長が加速
 ラクス<3923.T>が3日続伸。野村証券では、働き方改革・人手不足を追い風に売上成長が加速していると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3500円→3820円と引き上げた。
 今18.3期Q3(17年10~12月期)決算やブレインメール買収、および取材内容を踏まえ、野村予想を修正。営業利益はのれん償却費の増加や会社の販促強化の方針を反映し、来19.3期~20.3期では予想を引き下げるとしたが、売上拡大もあり、21.3期以降では上方修正。人手不足の深刻化によって、業務効率改善に役立つ同社のクラウドサービス利用が加速し、中期的に高い利益成長を予想する野村の見方に変更はないとした。

★13:21  インベスターズクラウド-大幅に7日続伸 ICTを活用したスマートチェックインサービス開発を決定
 インベスターズクラウド<1435.T>が大幅に7日続伸。同社は21日に、子会社であるTATERU bnbが、旅館業法改正に対応した、新しいチェックインサービスの開発を行うと発表した。
 旅館業法改正により、民泊物件にてICTを活用した非対面形式のチェックインが可能となるという。TATERU bnbでは、旅館業法改正に対応した、IoTデバイス「bnb kit」を活用した新しいチェックインサービスの開発を行う。新しいチェックインサービスでは、宿泊者は宿泊場所に到着後、「bnb kit」を利用することで、現地でチェックインを行うことができるとしている。

★13:24  飯田GHD-SMBC日興が目標株価引き下げ 利益率低下圧力が続く
 飯田グループホールディングス<3291.T>が4日ぶり反落。SMBC日興証券では、利益率低下圧力が続くと想定。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2500円→2300円と引き下げた。
 目標株価引き下げは利益予想の見直しに伴うもの。昨年夏の長雨、秋の台風など天候要因もあるものの、建物・土地原価上昇や西日本などへの販路拡大による輸送費上昇を背景とした利益率の低下が想定以上のペースで進んでおり、来期以降も利益率の回復は見込みにくい。株価のさらなるダウンサイドリスクは限定的とみられるが、利益率低下トレンドや20%強と低水準の配当性向を考慮すると、短期的なカタリストには乏しいとみているとした。

★13:28  古河電気工業-SMBC日興が目標株価引き上げ 米国の光ファイバー市場に注目
 古河電気工業<5801.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、米国の光ファイバー市場に注目。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は6700円→6760円と引き上げた。
 来19.3期業績予想の増額修正を反映し、目標株価を引き上げ。世界的に光伝送システムの投資が伸び悩んでおり、光部品の調整は長期化しそうだが、光ファイバー市場は中国を中心に成長が続きそう。特に同社が光ファイバーの製造拠点を置く米国市場では、通信事業者、ケーブルテレビ会社が光通信網の整備に意欲を見せており、市場は堅調な推移が続きそう。春先に市場のすう勢が判明する見通し。電力ケーブル事業の赤字解消が経営課題と指摘。

★13:31  フジクラ-SMBC日興が目標株価引き下げ 当面の経営課題はハーネスの収益改善
 フジクラ<5803.T>が続落。SMBC日興証券では、当面の経営課題はハーネスの収益改善と判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は1080円→960円と引き下げた。
 中国を中心とした世界的な光ファイバーの市場拡大により、業績は増益基調を続けるとみられるが、主力のFPCは最大の需要先のスマートフォン市場が成熟期入りしており、業績の大幅な伸びは期待しづらい。業績の底上げには、(1)人件費の高騰で収益悪化に苦しむ欧州のハーネス事業の改善、(2)光関連製品、FPC、ハーネスに次ぐ、第4の収益の柱の育成などが不可欠と指摘。


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