後場コメント No.6 スルガ銀行、サカタインクス、シンクロフード、太陽HD、富士通など

2018/02/21(水) 15:00
★13:36  スルガ銀行-SMBC日興が目標株価引き下げ 与信費用の増加傾向を反映して下方修正
 スルガ銀行<8358.T>が続落。SMBC日興証券では、与信費用の増加傾向などを反映して、業績予想を下方修正。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2500円→2100円と引き下げた。
 今18.3期に直面してきた問題は3点。(1)規制強化によるカードローン残高減に伴い貸出金利回り上昇がほぼストップ、(2)与信費用増加とフリーローンの残高増鈍化に伴い、将来の期待利益水準が低下、(3)直近の株価下落の要因となった「かぼちゃの馬車」問題などによる不透明感の台頭。SMBC日興予想は上記を織り込んで下方修正。悪材料出尽くしもまだ見えてこないとした。

★13:39  サカタインクス-いちよしがフェアバリュー引き下げ 業績予想を下方修正
 サカタインクス<4633.T>が反落。いちよし経済研究所では、レーティング「A」を継続も、業績予想を下方修正し、フェアバリューは2700円→2200円と引き下げた。
 今18.12期および来19.12期業績予想を下方修正。ただし、同社が得意とするパッケージ用インキは、アジアなどでの食品や日用品の包装需要拡大を背景として中長期的な伸びが期待される。機能性材料においても、アパレル向けの産業用インクジェットプリンタ-の普及を背景として、同プリンター用インキの収益が伸長。

★13:43  シンクロフード-大幅反発 M&A仲介事業や人材紹介事業を行うウィットを子会社化
 シンクロ・フード<3963.T>が大幅反発。同社は20日に、飲食業界に特化したM&A仲介事業、人材紹介事業を行うウィット(東京都中央区)の発行済株式の100%を取得し、子会社化すると発表した。
 同社は、2016年12月より飲食業界に特化したM&A仲介サービスである「飲食M&A by 飲食店.COM」を展開し、12万を超えるユーザーが登録している「飲食店.COM」のメディアプラットフォーム上に、数多くの売り手・買い手を有している。ウィットが保有する顧客基盤およびM&A案件情報を共有・活用することで、飲食業界に特化したM&A仲介サービスのさらなる拡大を目指すとしている。取得価格は1億5350万円で、株式譲渡の実行は3月16日予定となっている。

★13:50  太陽HD-いちよしがフェアバリュー引き下げ 医療・医薬品のさらなる具体化待たれる
 太陽ホールディングス<4626.T>が続落。いちよし経済研究所では、医療・医薬品事業のさらなる具体化が待たれるとコメント。レーティング「B」を継続、フェアバリューは5000円→4800円と引き下げた。
 今18.3期3Q(10~12月)決算の内容や円高進行を踏まえ、小幅ながら業績予想を下方修正。ただし、ソルダーレジストを中心とする電子基板用薬品の需要は堅調に推移しており、医療・医薬品事業の収益貢献についても、さらなる具体化が待たれる情勢。長期収載品13製品を中外製薬から譲り受け、収益貢献を見極めたいとした。

★13:58  富士通-もみ合い 静岡銀行がロケーションフリーのサービス実現に向け「FrontSHIP」採用
 富士通<6702.T>がもみ合い。同社は21日に、静岡銀行<8355.T>に、デジタルチャネルを通じて新たな顧客接点創出と顧客体験向上を実現する金融向けフロントサービス基盤「FUJITSU 金融ソリューション Finplex 金融フロントサービス基盤 FrontSHIP(フロントシップ)」を提供、10月より順次稼働を開始すると発表した。
 「FrontSHIP」により、今後展開が期待される銀行所有のオープンバンキングAPIを含むAPIなどを通じて、スマホやタブレット用のアプリケーションから金融商品のレコメンドや各種サービスを提供していくことができるという。
 これにより、ロケーションフリーの魅力的な金融サービスの提供が行えるようになるとともに、オムニチャネル化の促進により静岡銀行が目指すカスタマーイン型のセールスを順次実現していくことが可能になるとしている。

★13:58  インヴィンシブル-野村が目標株価引き上げ 5物件改装の影響を除けば悪くない
 インヴィンシブル投資法人<8963.T>が5日ぶり反落。野村証券では、5物件改装の影響を除けば悪くないとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価を59000円→63000円と引き上げた。
 18.6期は「ホテルマイステイズ京都四条」など5物件で稼働停止を伴う客室改装などが計画されており、当該5物件を除けば通年のNOIは前年比+0.7%となる見通し。また、保有する住宅のNOIは17年に前年比1.7%増加し、18.6期は前年同期比+2.5%、18.12期は同+3.1%と好調な運営の継続が計画されている。ホテル運営は東京周辺部と関西で苦戦も、物件取得のパイプラインは豊富と指摘。


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