前場コメント No.3 キユーピー、ピクセル、イーブック、いちご、ディップなど

2018/04/19(木) 11:31
★9:02  キユーピー-大和が「3」へ引き下げ 中国事業に競争激化の懸念が台頭
 キユーピー<2809.T>が3日続落。大和証券では、中国事業に競争激化の懸念が台頭していると判断。投資判断を「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」、目標株価を3350円→2600円と引き下げた。
 今18.11期1Qの営業利益は57億円(前年同期比3%増)の着地。中長期の成長ドライバーである中国事業は、ハインツなどの競合の参入により、現地通貨ベース売上高は同4%増と伸び率が鈍化。
 大和の営業利益予想は、今18.11期330億円、来19.11期350億円、20.11期370億円に減額。1Qの利益進ちょくの遅れと中国事業の利益見通しの引き下げを反映したもの。中国事業における競争環境の悪化は構造要因の可能性が高い。今後は、競合対策のための販売費の増加などにより、利益率の悪化が進むと予想。同事業の見方に対するリスクは高まったと判断。

★9:02  ピクセル-買い気配 ブロックチェーン技術を用いたスマートコントラクトシステムの開発受託事業開始
 ピクセルカンパニーズ<2743.T>が買い気配。同社は18日に、同社グループのフィンテック・IoT事業において、ブロックチェーン技術を用いたスマートコントラクトプラットフォームであるイーサリアムおよびNEOをベースとした透明性・信頼性の高い取引を実現するシステムの開発(トークンの開発を含む)受託事業を開始すると発表した。
 スマートコントラクトは他業種への汎用性も高く、今後は金融分野以外においても普及が進むものと考えているという。また、スマートコントラクトの今後の市場成長性や同社グループが培ってきたノウハウや技術を転用でき、開発受託事業とのシナジーが得られることや複数社より受注検討のオファーを得たことからスマートコントラクトシステムの開発受託事業に着手することにしたとしている。

★9:03  イーブック-買い気配 前期営業益を上方修正 「Yahoo!ブックストア」の店舗運営受託が順調
 イーブックイニシアティブジャパン<3658.T>が買い気配。同社は18日に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の2.0億円から2.5億円へと引き上げると発表した。17.3期は決算期変更にともない14カ月の変則決算のため、前期比較はできない。
 ヤフー<4689.T>の運営する「Yahoo!ブックストア」の店舗運営の受託が順調に進展したこと、およびクロスメディア事業において大手ECモールにおける紙・DVDの販売が堅調に推移したことなどを受け、売上高が前回予想を上回る見通しとなった。これに加え、広告宣伝費の効率化などもあり、営業利益は前回予想を上回る見通しとなった。

★9:03  いちご-続伸 今期最終益7%増見込 前期は6%減益着地
 いちご<2337.T>が続伸。同社は18日に、19.2期通期の連結純利益予想を150億円(前期比7.0%増)と発表した。なお、市場コンセンサスは162億円となっている。
 併せて発表した、18.2期通期の連結純利益は140億円(前の期比5.9%減)だった。クリーンエネルギーが、前の期の太陽光発電所の売却により売電収入および施設売却収入が減少したことにより、大幅な減益となった。また、アセットマネジメントが、1Qに子会社であったタカラビルメンを売却したことによる施設管理収入の減少などにより、減益となったことも響いた。

★9:03  ディップ-水戸が「B」へ引き下げ 利益成長の鈍化見通しで
 ディップ<2379.T>が9日ぶり反落。水戸証券では、利益成長の鈍化見通しから、レーティングを「B+」→「B」と引き下げた。
 今19.2期会社計画は売上高424億円(+11%)、営業利益116億円(+8%)。 2ケタ増収を見込むものの、営業利益は1ケタ成長の見通し。水戸では2月7日発行のレポートで売上高440億円、営業利益137億円を予想したが、会社計画並みへ見直すとした。同社は5期連続で期初計画を上回る実績を残したが、前第4四半期(17.12~18.2期)の増収率(前年同期単体との比較)が+9.9%と低水準で推移したことなどを勘案し、今期は計画線の着地を予想。


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