前場コメント No.9 東京応化工業、日本電産、スギHD、HMT、エムアップなど

2018/04/19(木) 11:31
★9:39  東京応化工業-4日ぶり反発 米国のPixelligent社へ出資 高屈折率材料提供を推進へ
 東京応化工業<4186.T>が4日ぶり反発。同社は18日に、高屈折率無機材料の機能的に表面修飾された酸化ジルコニウムナノ粒子を直径10nm以下で量産する技術を持つ世界屈指のメーカーであるPixelligent社(米国メリーランド州)へ出資を行ったと発表した。
 今後成長が期待できるOLEDディスプレイやCMOSイメージセンサーにおける高輝度化・高感度化に貢献する高屈折率材料の提供を推進することが目的。出資金額は、200万米ドル(約2.2億円)となっている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:44  日本電産-SMBC日興が目標株価引き上げ 産業のコメを寡占化戦略で支配する
 日本電産<6594.T>が続伸。SMBC日興証券では、「産業のコメを寡占化戦略で支配する」と注目。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を14400円→18200円と引き上げた。
 為替前提を1ドル=105円、1ユーロ=130円に変更(前回予想、110円、130円)、寡占化戦略がICTだけでなく、白物家電、自動車、産業機器向けでも成功する可能性が高まったことをバリュエーションに反映、中期成長率を5%から9.4%に引き上げたことが目標株価引き上げの主因。
 株価はFANG並みの高バリュエーションにある。しかし、ポストスマートフォンの本命が、自動車、ロボティクス、メドテックにあると考えられ、その中で自動車、ロボティクスの基幹部品がモーター。その中で同社の寡占化戦略が進展し、成果を上げていることを考えると、グローバルテクノロジープラットフォーマーと同水準の評価、PER30倍の正当化は可能とした。

★9:50  スギHD-野村が目標株価引き上げ ヘルスケア×ICT導入で地域連携拠点創り進む
 スギホールディングス<7649.T>が反発。野村証券では、ヘルスケア×ICT導入で地域連携拠点創りが進んでいると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は5900円→6400円と引き上げた。
 前18.2期決算は既存店の成長や調剤部門の拡大で順調。今19.2期は薬価・診療報酬改定の影響を受けるが、調剤部門で処方せん枚数の増加、ヘルス&ビューティの安定成長を見込むとした。
 野村では、同社が推進するIT導入による地域密着型の業態(「ヘルスケア×ICT)ストア創りに期待。メドピア(6095)との業務資本提携を通じた新サービス拡充、3月26日に業務資本提携したM-aidとの健診・健康データとスギ薬局会員向けアプリを融合したサービス提供の取り組みに期待。

★9:51  ヒューマンメタボ-4日ぶり反発 前期営業赤字縮小見込む 研究開発費の減額で
 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090.T>が4日ぶり反発。同社は18日に、18.3期通期の連結営業損益予想を従来の2.9億円の赤字から1.4億円の赤字(前の期は0.4億円の赤字)へと引き上げると発表した。
 大うつ病性障害血液バイオマーカー(リン酸エタノールアミン)の実用化・事業化に向けた研究・技術開発の過程で、測定機器の開発に関して、技術的難易度の観点から優先順位を下げたことに伴い、当初見込んでいた研究開発費が減額となったことや、一部の臨床研究を次期に繰り越したことにより、損失額が縮小する見込みとなった。

★9:57  エムアップ-急騰 VR事業を展開する新会社設立
 エムアップ<3661.T>が急騰。同社は18日に、VRコンテンツ制作、360度動画の撮影、配信、販売プラットフォームの構築を主軸事業とする新会社VR MODE(ブイアールモード)(東京都渋谷区)を設立したと発表した。
 主力事業であるファンクラブ事業などで培った、アーティスト、タレント、アイドル、俳優、声優といった各権利元とのリレーションを生かし、VRを中心とした先端表現技術を用いたライブ動画の生配信など、新たな事業の創出と発展、拡大を図ることが目的。プラットフォームのサービススタートは、2019年上旬、今期内とし、2018年冬には、プレサイトを開設し、一部コンテンツの配信及びサービスの情報公開を行うとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。


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