前場コメント No.8 三井E&S、キヤノン、日本電産、日揮、アルヒなど

2018/04/23(月) 11:31
★9:38  コニカミノルタ-CSが目標株価引き下げ ポジティブカタリストに当面乏しい
 コニカミノルタ<4902.T>が3日続伸。クレディ・スイス証券では、ポジティブカタリストに当面乏しいと判断。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は880円→850円と引き下げた。
 ファンダメンタルズについては、既存の事務機事業のノンハード売上の停滞、前18.3期に利益拡大となった計測機器の需要減速の可能性(OLED関連投資の減速)、などが懸念として残る。Ambry Genetics、Invicro買収による個別化医療・創薬支援分野の参入については成長期待分野だが、業績貢献には時間がかかると考えられる。株価上昇へのポジティブカタリストには当面乏しい印象とした。

★9:39  三井E&S-大幅に4日続伸 燃料デブリ取り出し用腕型ロボ開発
 三井E&Sホールディングス<7003.T>が大幅に4日続伸。23日付の日刊工業新聞で、同社がドイツのヴェリッシュミラーエンジニアリングと共同で燃料デブリの取り出し作業を想定した腕型ロボットを開発したと報じられた。
 耐放射線性を従来比2倍以上に引き上げ、廃炉作業向けとして業界で初めてセンサー不要での制御を実現したという。価格は1基数億円で、国内で年10基以上の販売を目指すとした。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。

★9:42  キヤノン-CSが目標株価引き上げ 新規事業の利益拡大の加速を待つ
 キヤノン<7751.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、新規事業の利益拡大の加速を待つとコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は4100円→4200円と引き上げた。
 前17.12期実績を踏まえ、業績予想を上方修正。既存事業は新製品効果に伴う売上増や原価低減などにより、競合他社と比較して安定的な収益が見込まれる。ただし、新規事業はOLED蒸着装置の需要が鈍化していることや、商業印刷で当面開発投資増が続くことから、利益貢献拡大にはやや時間がかかると考えられる。新規事業を中心とした全社での利益成長加速が見えるまでは、市場の期待も高まりにくいと考えるとした。

★9:47  日本電産-野村が目標株価引き下げ BEV向けトラクションモーターで飛躍を期する
 日本電産<6594.T>が反落。野村証券では、今19.3期はBEV向けトラクションモーターで飛躍を期するとみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は20000円→19400円と引き下げた。
 為替前提を見直したが基本感は不変とし、コア推奨を維持。為替前提を見直した(1ドル111→106円、1ユーロ135→131円)ことを主因に、業績予想を見直し。BEV向けトラクションモーター市場で同社が一定の高シェアを獲得することが予想され、また、減速機などのロボット関連事業の成長を加速する施策を強化すると考えられる。今19.3期は同社の中期成長見通しが一段と高まり、吉本浩之氏のCOO就任によって経営執行の速度も増すと注目。

★9:50  日揮-大幅に8日続伸 米フルアと1兆5000億円でLNGプラントの設計・建設受注
 日揮<1963.T>が大幅に8日続伸。21日付の日経新聞朝刊で、同社が米フルアと約1兆5000億円で大型液化天然ガス(LNG)プラントの設計や建設を受注したと報じられた。
 日揮の受注分は約6000億円とみられ、生産能力は年1300万トン超を予定するという。業績拡大への期待から、株価は上昇している。

★9:53  アルヒ-4日続伸 「ARUHI」直営店舗を名古屋にオープン
 アルヒ<7198.T>が4日続伸。同社は4月23日8時に、本社直営店舗として同日、『ARUHI 名古屋支店』を名古屋駅近郊にオープンしたと発表した。
 今回の出店により、直営店舗は全国で10店舗となる。銀行代理業による銀行代理商品(変動金利・固定金利)を中心に、全期間固定金利住宅ローン「フラット35」関連商品や各種保険など、さまざまな住宅ローン関連商品を取り扱うとした。


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