後場コメント No.3 凸版印刷、清水建設、AGS、エムティーアイ、旭化成など

2018/04/25(水) 15:00
★13:00  凸版印刷-反落 産業向けIoT活用の「トッパン事務業務効率化シミュレーションサービス」開発
 凸版印刷<7911.T>が反落。同社は25日に、ベトナム最大手のIT企業であるFPT(ベトナム ハノイ)と共同で、センサーなど産業向けIoTを活用して事務などのBPO業務を「見える化」し、高効率かつ高品位な運用を実現する「トッパン事務業務効率化シミュレーションサービス」を開発したと発表した。
 このサービスは、従来工場を中心に導入されていた、膨大なデータから過去の現場環境をコンピュータ上に再現し、シミュレーションを行う技術「デジタルツイン」を事務業務向けに活用すべく、産業機器向けのIoTプラットフォームなどを元に、その仕組みを発展させて開発。FPTと共同で開発した運用システムにより、センサーなどを通じてヒト・モノ・設備などの情報を収集し、クラウド上のデータベースに登録して分析することで、事務業務の効率化を図るという。
 同社は、2018年9月よりこのサービスを用いたBPOソリューションとして提供を開始する予定としている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★13:02  コスモス薬品-ドイツ証が目標株価引き上げ 戦略転換が奏功
 コスモス薬品<3349.T>が4日続伸。ドイツ証券では、戦略転換が奏功していると判断。投資判断「Hold」を継続も、目標株価は20500円→22200円と引き上げた。
 価格訴求による販売回復効果を来19.5期以降も織り込み、業績予想を増額。今18.5期の既存店販売の前提を2.8%増収→2.8%増収に、来19.5期を2.0%増収→2.5%増収に修正。営業利益は今18.5期に4%減益の214億円(従来212億円)、来19.5期に8%増益の231億円(同223億円)、20.5期に6%増益の246億円(同237億円)を予想。株価はおおむね算定水準にあるため「Hold」を継続。

★13:04  清水建設-後場上げ幅拡大 前期営業益を上方修正 工事採算の改善で
 清水建設<1803.T>が後場上げ幅拡大。同社は25日13時に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の965億円から1213億円(前期比5.8%減)へと引き上げると発表した。建築、土木とも工事採算の改善により完成工事総利益が増加したことなどから、前回予想を上回る見通しとなった。

★13:08  AGS-続伸 埼玉県内6市と「総合行政システム(PubLinkerクラウド)災害協定」締結
 AGS<3648.T>が続伸。同社は4月24日大引け後に、埼玉県内6市(本庄市、東松山市、羽生市、深谷市、和光市、幸手市)と、「総合行政システム(PubLinkerクラウド)災害協定」を締結したと発表した。
 地震などの大規模な災害発生時において、事業継続を可能とすることを目的として、AGSおよび提供するクラウド版の総合行政シテスム(PubLinker クラウド)を利用している6市が、相互に支援協力する旨を内容とした協定。

★13:13  エムティーアイ-底堅い 女性と医師をつなぐ「ルナルナ メディコ」 導入医療機関100軒突破
 エムティーアイ<9438.T>が底堅い。同社は25日に、健康情報サービス「ルナルナ」が、昨年6月より女性と医師をつなぐサポートツール「ルナルナ メディコ」の提供を開始し、このサービスを導入する産婦人科などの医療機関が100軒を突破したと発表した。
 今後は、2年以内に1000軒への導入を目指し、さらなる機能追加や電子カルテとの連携などを予定しているという。それにより一人ひとりに合った診察や健康アドバイスを実施できる環境づくりを支援し、医療の質の向上に貢献できるサービスとして発展していくとしている。

★13:18  旭化成-続伸 化学品の共同物流分野で提携推進へ
 旭化成<3407.T>が続伸。25日付の日刊工業新聞で、同社が同業他社に対して化学品の共同物流分野で提携を呼び掛けると報じられた。
 社内の検討プロジェクトを立ち上げ、地区や製品ごとに協業相手を探し始めたという。2018年度内にも提携先を見つけて協業を具体化したい考えとされる。今後の業績へのポジティブな影響が期待され、株価は上昇している。


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