前場コメント No.16 東京電力、トヨタ、ファインデックス、レッグス、積水化成品など

2018/04/27(金) 11:30
★11:00  東京電力HD-大幅に4日続伸 今期経常益12%増見込む 前期は12%増益着地
 東京電力ホールディングス<9501.T>が変わらず挟み大幅に4日続伸。同社は26日に、19.3期通期の連結経常利益予想を2850億円(前期比11.8%増)と発表した。燃料費調整額の増加などにより電気料収入が増加することを見込む。市場コンセンサスは2194億円となっている。
 併せて発表した、18.3期通期の連結経常利益は2549億円(前の期比12.0%増)だった。燃料費調整額の増加などにより電気料収入単価が上昇したことなどが寄与した。

★11:01  トヨタ-6日続伸 米国ミシシッピ工場に1.7億米ドルを投資
 トヨタ自動車<7203.T>が6日続伸。同社は4月27日午前、米国ミシシッピ州ブルースプリングスにある工場において1.7億米ドルを投資し、工場を刷新すると発表した。
 この投資は、TNGAをベースとした新型カローラの生産に向け、より先進的な車両をより効率的に生産するとともに、市場のニーズにより適切に対応するために、現在の生産ラインを刷新するもの。TMMMSではTNGA導入に加え、カローラの生産量増加に対応するため、今後12カ月の間に、約400名を新規に雇用するとした。

★11:06  ファインデックス-急騰 1Q営業益82%増 システム開発事業の増益で
 ファインデックス<3649.T>が急騰。同社は26日に、18.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は1.9億円(前年同期比82.0%増)だったと発表した。
 システム開発事業が、医療分野において病院・診療所案件ともに着実に獲得したことや前期からの仕掛り案件も数件あったことなどにより、大幅な増益となったことが寄与した。

★11:08  野村不動産-野村が目標株価引き上げ 19.3期は収益不動産の売却を多数想定
 野村不動産ホールディングス<3231.T>が反発。野村証券では、今19.3期は収益不動産の売却を多数想定。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2580円→2820円と引き上げた。
 前18.3期決算を受けて、業績予想を見直し。新しい目標株価は、会社が同日に発表した50億円を上限とする自社株買いが計画通り行われることを想定した上で、今19.3期末予想のNAVとした。NAVは従来、4.8%のキャップレートを用いて算出していたが、不動産市況が強いことに鑑み、今回は4.7%を使用。
 会社は継続的に自社株買いを行うことを決めたわけではないが、前18.3期の100億円(=395万株)に次ぎ、2年連続で今19.3期も自社株買いを実施する計画。中長期で見れば、「日本橋1丁目中地区」「芝浦」などの大型の再開発プロジェクトを抱えており、資金ニーズは強いが、強い不動産市況を考えると短期的には積極的な投資スタンスをもっていないことが、自社株買いの背景にあると見られるとした。

★11:12  レッグス-急騰 1Q営業益2億円 飲料顧客向けおよびアミューズメント顧客向けが好調
 レッグス<4286.T>が急騰。マーケティング活動支援を行う同社は26日に、18.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は2.0億円(前年同期比403倍)だったと発表した。
 通信顧客向けなどの落ち込みはあったものの、飲料顧客向けおよびアミューズメント顧客向けなどの好調により、前年同期比で増収となったことが寄与した。

★11:23  積水化成品-大和が目標株価引き上げ 工業分野は好調持続 生活分野は収益回復へ
 積水化成品工業<4228.T>が大幅に5日続伸。大和証券では、工業分野は好調持続、生活分野は収益回復と想定。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を1300円→1550円と引き上げた。
 会社側は、今19.3期営業利益は68億円と計画。為替前提は105円/ドル。ナフサ価格は1~3月の水準が続く前提と推察。ピオセランやテクポリマーなど高付加価値品の拡販や、食品容器や魚函の値上げ効果、コストダウン効果などにより2ケタ増益を見込んでいる。
 大和では、今19.3期営業利益は68億円と予想し、会社計画並みを想定。今期もピオセランは日系自動車メーカー向けに新規部位の採用が増える見通し。生活分野は、食品容器や魚函の値上げ効果で増益へ回復すると予想。


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