後場コメント No.6 出光興産、三陽商会、ジェイテクト、ソフトバンクG、双信電機など

2018/04/27(金) 15:00
★13:42  出光興産-反発 酸化物半導体材料の開発にメド ディスプレイ分野で早期事業化へ
 出光興産<5019.T>が3日ぶり反発。4月27日付け化学工業日報で、同社が電子移動度に優れた酸化物半導体材料の開発にメドをつけ、ディスプレイ分野での早期事業化を目指すと報じられた。
 有機ELディスプレイ市場の本格的な立ち上がりを控え、同社の有機EL材料事業も急成長している。酸化物半導体材を加え、有機ELディスプレイ関連の材料事業の幅と規模を大きく拡大すると伝えられた。

★13:44  三陽商会-後場マイナス転換 1Q営業赤字縮小も材料出尽くしで
 三陽商会<8011.T>が後場マイナス転換。同社は27日13時30分に、18.12期1Q(1-3月)の連結営業損益は0.4億円の赤字(前年同期は2.5億円の赤字)だったと発表した。上期計画の8.0億円の赤字は据え置いた。
 構造改革施策として不採算事業や不採算売場の撤退を実行したことなどにより売上高は減少したが、売上総利益率の改善と販管費のコントロールにより営業損益は大きく改善した。しかし、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★13:49  ジェイテクト-後場急騰 今期7%営業増益見込む 前期は5%増益着地
 ジェイテクト<6473.T>が後場急騰。同社は27日13時40分に、19.3期通期の連結営業利益予想を870億円(前期比6.9%増)と発表した。なお、市場コンセンサスは832億円となっている。
 将来にわたり競争力を維持するために高付加価値商品の開発加速、製造ラインの省人化や業務改革などによる働き方の高度化に注力するとしている。前提為替レートは、1米ドル105円、1ユーロ130円。
 また、18.3期通期の連結営業利益は814億円(前の期比5.1%増)だった。円安の効果に加え、日本・中国を中心に販売が増加したことが寄与した。
 併せて、18.3期の期末配当を21円→22円(前期は21円)にすることも発表した。年間配当は42円→43円(前期は42円)となる。

★13:50  ソフトバンクG-堅調 スプリントとTモバイルUSの経営統合交渉が進展と報道で
 ソフトバンクグループ<9984.T>が後場も堅調な値動き。ロイター通信が、傘下の米通信会社スプリントおよびTモバイルUSの経営統合に向けた交渉が進展していると伝えたことが材料。早ければ来週中にも、まとまる見通しとされている。

★13:54  武田-続伸 買収提案のシャイアーの決算を材料視か 1Qはアナリスト予想を上回る
 武田薬品工業<4502.T>が続伸。同社が買収提案を行っているアイルランドの製薬大手「シャイアー」の第1四半期決算が発表され、利益は前年比6%増となり、アナリスト予想を上回ったとされていることが材料視されているもよう。
 ロイターによると、非GAAP(非一般会計原則)ベースの1株利益は6%増の3.86ドルで、アナリスト予想の3.69ドルを上回った。まれな疾患向けの薬品販売が伸びたことや減税効果が背景。売上高は5%増の37億7000万ドルで、こちらも予想を上回ったと伝えられている。

★13:56  双信電機-後場上げ幅拡大 今期38%営業増益見込む 前期は営業黒字転換
 双信電機<6938.T>が後場上げ幅拡大。同社は27日13時40分に、19.3期通期の連結営業利益予想を7.0億円(前期比37.8%増)と発表した。新製品の上市や既存製品の市場シェア拡大、生産の効率化や調達、間接コストなどの費用削減により増益を見込むとしている。
 併せて発表した、18.3期通期の連結営業損益は5.1億円の黒字(前の期は1.3億円の赤字)だった。産業機器分野が、ノイズフィルタやコンデンサの売上高が増加したことなどにより、黒字転換となった。また、情報通信機器分野が、売上高の増加と為替レートの円安影響に加え、製造拠点統合などによるコスト削減により、黒字転換したことも寄与した。


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