香港・銅鑼湾の宝飾品店が2年で20%以上減少=JLLなど

2017/01/20(金) 16:09
 中国本土からの観光客が減少傾向にある中、香港・銅鑼湾羅素街(ラッセルストリート)の宝飾品店が20%以上減少した。『サウスチャイナ・モーニングポスト』が19日伝えた。  羅素街は宝飾品店などが立ち並ぶ世界でも有数の繁華街で、中国本土から多数の観光客が同地を訪れる。しかし、総合不動産サービス大手のJLLのリポートによると、この2年で2割以上の宝飾品店が姿を消した。  クッシュマン&ウェークフィールドによると、2012年の羅素街の年間平均賃料は1平方フィート当たり2800米ドルで、ニューヨークの5番街よりも高かった。しかし、2014年以降は、民主化デモや香港ドルの上昇などの影響で、小売店の売上高は減少傾向にある。2016年11月の香港の小売店の売上高は前年同月比で5.5%減少し、21カ月連続の減少。宝飾品店の販売高は同14.4%落ち込んだ。  このような状況の下、スポーツ用品店などは店舗内に仮想現実(VR)を体験できる試着室を設置したり、買物客にランニングマシーンを提供したりするなど、体験型の店舗運営を試みている。また、これまでなかった映画館や料理教室なども見られるようになり、売上高の減少に悩む羅素街の小売店が奮闘している。
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