中国南方航空、アメリカン航空の出資受け入れか
広州市に拠点を置く航空大手、中国南方航空(01055/600029)がアメリカン航空の出資受け入れで交渉を進めている。新たにH株を発行しアメリカン航空に割り当てる計画で、出資額は2億米ドルに上る見込み。アメリカン航空側は議決権を持たないオブザーバーを送り込む計画という。中国南方航空とアメリカン航空はコメントを控えている。関係者の情報として『サウスチャイナ・モーニングポスト』が23日伝えた。
アメリカン航空の資本参加は、中国政府が推し進める国有企業への民間資本の導入の一環とみられる。本土系大手航空会社の中では、中国東方航空(00670/600115)が米デルタ航空の出資を受け入れているほか、中国国際航空(00753/601111)もキャセイ・パシフィック(00293)の出資を受けており、民間資本の受け入れでは中国南方航空が唯一実施していなかった。
中国南方航空は23日、戦略的提携に関する内部情報を開示する公告を発表するとして、H株とA株の株式取引を停止した。
中国株の最新ニュース
関連コンテンツ