中遠海運港口の目標株価を7%引き上げ=大和
大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、コンテナ関連事業大手の中遠海運港口(01199)の目標株価をこれまでの7.5HKドルから8.0HKドルへ7%引き上げ、投資判断を「ホールド」に据え置いた。大和は中遠海運港口の2016年の経常利益が前年比26%減の2億400万米ドルだった点について、ほぼ予想通りと前向きに評価。2017年は安定した業績が見込めるとした。『経済通』が29日伝えた。
大和は中遠海運港口の2017年の予想EPSを1%下方修正する一方で、2018年については1%上方修正した。このほか、2017年の設備投資予算は26億米ドルに上り、うち23億米ドルを大型買収に振り向けると予想。会社側は買収効果により向こう5年で純利益を2倍に引き上げることを目指していると指摘した。このほか、大和によると、中遠海運港口の経営陣は2017年の自社業務関連の貨物取扱量の伸びを前年比2-3%と予想。また、関税引き上げの可能性は低いとの見方を示しているという。
中遠海運港口の株価は日本時間午後3時37分現在、前日比0.24%高の8.35HKドルで推移している。
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