四環医薬の16年12月期決算、子会社売却益除けば12%増益
四環医薬(00460)が29日発表した2016年12月本決算で、純利益は前年比17.2%減の17億800万元と、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の15億1100万元を上回った。前年に子会社権益の税引き後売却益5億3500万元を計上していた反動で、2010年10月に上場して以来初の通期減益だった。同売却益を除けば11.8%増益となる。
売上高は0.6%増の31億8600万元と伸び悩んだ。主力心脳血管薬「克林澳」の売り上げが2割減ったことが痛手。競合製品の安売りもあって、販売業者向け卸売り価格の引き下げに踏み切った。中国政府による医療保険の支出抑制措置も減収要因。粗利益率は68.7%と前年比で1.6ポイント低下した。
四環医薬の株価は日本時間午後4時現在、前日比2.28%高の2.69HKドルで推移している。
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