決算寸評:洛陽モリブデンの16年12月本決算、連結対象拡大で31%増益

2017/05/25(木) 17:06
 洛陽モリブデン(03993/603993)がこのほど発表した2016年12月本決算(中国会計基準)は、売上高が前年比65.6%増の69億5000万元、純利益が同31.1%増の9億9800万元だった。  16年に買収したコンゴ民主共和国の銅・コバルト事業とブラジルのニオブ・リン酸塩事業が業績拡大に貢献。連結対象が増えたことで売上高は7割近く増加した。一方、買収関連費用が膨らんだことで管理費や財務費がかさみ、最終利益は約3割の増加にとどまった。資源価格の下落で豪州事業は28%減益と苦戦したが、国内のモリブデン・タングステン事業や海外の新規事業が業績をカバー。全体の粗利益率は4.0ポイント悪化した。同期の生産量はモリブデンが4%減の1万6300トン、タングステンが3%増の9800トン。銅はコンゴ事業が加わったことで50%増の5万9800トンに達した。  4月末に発表した17年1-3月期決算は連結対象の拡大を受け、売上高が前年同期比400%増の57億8300万元、純利益が323%増の5億9700万元と好調。17年の生産目標はモリブデンが前年実績比2%減の1万6000トン、タングステンが9%増の1万1000トン。銅はコンゴ事業を含め前年実績比4.2倍の25万3000トンを目指す。
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