石薬集団、ライフサイエンス投資ファンドに出資

　石薬集団（01093）は29日大引け後、「3H ヘルス・インベストメント・ファンド I, L.P.」への出資を発表した。同ファンドは生命科学やヘルスケアの分野で主に中国本土や香港、台湾の企業に投資するリミテッド・パートナーシップ（投資組合）で、石薬集団はリッチ・ウィズダム・リミテッドが保有する出資枠6000万米ドルを同日取得した。取得額は372万米ドルと、リッチ・ウィズダムが出資を完了した511万米ドルに対し27％ディスカウントに相当する水準。出資枠は5489万米ドル残っている。 　同ファンドは2015年12月に設立され、8年間の運用を見込む。最終的な規模目標は2億5000万米ドル。現時点でファンドのパートナーが確約した出資額は計1億3600万米ドルで、石薬集団が今回取得した出資枠が44％を占める。2016年末時点のファンド純資産は844万米ドル。ファンドの運用管理を担当するジェネラル・パートナー（無限責任パートナー）は、石薬集団の元取締役の王順龍氏（2017年5月25日退任）が率いる投資会社。 　石薬集団の29日終値は前営業日比0.71％安の11.24HKドル。