*ST上海普天郵通科技、株主総会で軌道交通事業の売却計画を承認
通信・情報処理設備メーカーの*ST上海普天郵通科技(900930/600680)は20日の臨時株主総会で、軌道交通事業を売却する計画が承認されたと発表した。
これまでの開示情報によると、線路建設や通信・券売機システムなどの軌道交通事業を手掛ける普天軌道交通技術(上海)有限公司の出資持ち分100%を、6300万元で関連会社に売却する。簿価は3100万元。*ST上海普天郵通科技は軌道交通事業の売却について、軌道交通事業は投入期が長いため、今回の売却は*ST上海普天郵通科技の資金不足解消と財務状況の改善につながるとしている。
また、全額出資子会社の上海普天能源科技有限公司が、関連会社の普天創新創業管理有限公司に対して上海市内の不動産(1億4600万元相当)で現物出資し、出資持ち分1.1%を取得する計画も承認された。不動産の簿価は3300万元。普天創新創業管理は中国普天信息産業集団公司傘下のベンチャー事業のプラットフォームとして、産業パークやインキュベーション拠点の開発・建設・運営・管理などを手掛けている。*ST上海普天郵通科技は今回の出資について、取引によって生じた利益を今期の損益に計上するため、2017年の利益が増加するとの見通しを示した。
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