雅戈爾集団、10億元投資ファンド設立 金融不動産業を展開へ
雅戈爾集団（600177）は21日大引け後、規模10億元の投資ファンド「寧波泓懿股権投資合夥企業（有限合夥）」（仮称）を設立すると発表した。金融サービス業など雅戈爾集団が参入する戦略的産業分野に投資するほか、不動産分野の買収・合併を手掛け、不動産事業を金融と組み合わせた金融不動産事業に転換させる。ファンドの運用期間は5年で、当初3年を投資期、続く2年を退出期とする。運用期間は最長で2年延長できる。
新ファンドはリミテッド・パートナーシップ形式をとる。雅戈爾集団が有限責任のリミテッドパートナーとして9億9900万元を出資し、同社の投資子会社（持ち株比率51％）の泓懿資本管理有限公司が無限責任のジェネラルパートナーとして100万元を出資する。
雅戈爾集団は不動産業のほか、アパレル事業を手掛ける。紳士服ブランド「雅戈爾(ヤンガー)」のほか、高級路線の「MAYOR」、若者向けの「GY」などを持つ。伊藤忠商事や旭化成せんい(大阪市)などと合弁事業も展開する。
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