百度、18年1-3月期決算は純利益3.8倍
検索サイト大手の百度(BIDU)が26日に発表した2018年1-3月期決算は売上高が前年同期比31%増の209億元(33億3000万米ドル)、純利益が前年同期の3.8倍に当たる67億元(11億米ドル)に急増した。希薄化後1ADS当たり利益は19元(2.98米ドル)。会計基準が、民間企業への投資評価額を含めるように改正されたことが純利益の大幅増に一部寄与。決算発表を好感し、同日のADSは買われた。
モバイル部門が78%増収と、前四半期の70%増収からさらに加速し、業績をけん引した。営業利益は128%増の46億元(7億2800万米ドル)で、営業利益率は前年同期の13%から22%に上昇。ナスダックに上場した動画サイト「愛奇芸(iQiyi)」を除いた非GAAPベースのコア営業利益は81%増の64億元で、同営業利益率は27%から39%に拡大した。
同社は4-6月期決算について、売上高が前年同期比26-33%増の249億1000万-261億9000万元(39億7000万-41億7000万米ドル)に上ると予想。売却したモバイルゲームと出前代行事業を除いた場合は28-34%増収と見通した。一方、傘下の金融サービス事業の売却を検討していることを明らかにした。同事業の総資産は470億元(75億米ドル)で、総負債は412億元(66億米ドル)。
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