アリババ、インドのネットスーパー「ビッグバスケット」に出資か
アリババ・グループ(BABA)がインドの大手ネットスーパー「ビッグバスケット」の増資に応じるもようだ。インド経済紙『エコノミック・タイムズ』は19日、消息筋の話として、アリババが関連会社のPaytm Mallと共同で2億米ドルの出資を提案し、デューディリジェンス(資産査定)を開始したと伝えた。アリババとビッグバスケットの広報はコメントを控えている。
消息筋によると、シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスや、中国の復星集団もビッグバスケットと出資交渉を行っている。テマセクがアリババ・Paytm Mall連合に参加するのか、ビッグバスケットへの直接出資を望んでいるのかは明らかになっていない。一方、復星集団傘下のベンチャー投資会社は他社と共同でビッグバスケットの増資を引き受ける方針で、2000万-3000万米ドルの出資を見込んでいるという。また、ビッグバスケットが増資協議と並行して、ソフトバンクグループが出資するグロッファースとの合併を検討するとの報道もあった。
Paytm Mallはモバイル決済サービス「Paytm」を展開するワン97コミュニケーションズが2017年に設立し、アリババの決済サービス「支付宝(アリペイ)」を展開する関連会社が50%を出資している。
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